RETRO少年の懐古録

One of the Social Cleaner Agent

Kindleに看板を立てる

Kindle……Amazonが展開する電子書籍サービスですね。

あれを使うと、猫でも杓子でも本が出版できるんです。

データなら、印刷費も要らない。

 

ネットの地下小説家やってた不毛の時代に、何人かKindleやってる人いました。

真偽は不明ですが、お小遣い程度には稼いでくれているとのこと。

 

赤の他人が書いた文章に、どうして金や時間を掛けられるのか、不思議でしょうがないです。

 

自分が昔お世話になった社長も、気まぐれに書いた小説を自作のHPに100円で売ったら、3000円儲かったと言ってました。

 

語学さえできれば誰にでも創れてしまう小説なんか、死にゆくメディアだと思っていましたが、電子書籍という抜け道があるんですね。

 

そこで、自分も看板を立ててみることにしました。

近日公開します。

 

いや、しないかもしれない。

 

一応、アカを作って、5つくらい構想を練りました。

価格以上の価値を見出せる内容にします。

 

取り急ぎ、宣伝まで。

amzn.to

【宣伝板】経営コンサルタント

フリーの経営コンサルタントを始めました。

いや、もう始めてます。

 

路頭に迷ってた大学時代、自分は稼げる人間になりたくて、中小企業診断士試験を受験……

一次試験すら通らず見事に敗退しました。

 

当時の受験料と交通費諸々合わせて諭吉が2枚吹っ飛びました。

あの2万円で何ができたでしょう?

いや、違います。

あの2万円で敗北を買ったんです。

敗北ほど有用なモノはない。

中小企業診断士の資格より有用です。

 

お世話になった大学教授にエスカレしました。

「教授、2万円飛びました」

「うん、よくやった」

 

教授は言いました。

「それだけで十分だ。君は経営コンサルを名乗れ」

 

それから、自分の肩書に経営コンサルというものが加わりました。

色々勉強し、実践し……5つの会社をコンサルしたんです。

 

・親父の会社

・じじいの会社

・先輩の会社

・広告見て来た謎の会社

・コネで紹介された会社

 

全ての問題点を洗い出した結果、全員今も生き残ってます。

自分のお陰かもしれませんが、そう思ってしまった瞬間、死んでしまうでしょう。

自責にすべき場合と他責にすべき場合があります。

この場合は後者で、自分はあくまで企業の業績が伸びていくのを横で見ていただけです。

 

企業が抱える問題は、必ずしも経済学経営学の知識の枯渇や、不運によるモノだけではないんです。

コンサルの過程で精神医学の専門家を引っ張ってきたこともありました。

現場では、様々な知識と臨機応変性が必要になります。

 

初回相談は無料です。

オンラインでやります。

是非、コイツにほうれん草下さい。

コメントでもいいです。どうせ掃除屋に伝わります。

何とかならなくても何とかするので大丈夫です。

↓↓↓

 

RETROエージェント「掃除屋」:

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@retrospace777

【怖い話名作選】謎のレスキュー

241: 本当にあった怖い名無し 2010/02/06(土) 16:09:27 id:MsxiGc6q0

知り合いからきいた話だが投下していい?

 

242: 本当にあった怖い名無し 2010/02/06(土) 16:19:59 id:vVmQ8UwF0

>>241

ばっちこい

 

243: 本当にあった怖い名無し 2010/02/06(土) 16:37:43 id:MsxiGc6q0

ありがとう。

それでは、同僚が体験した話です。

 

数年前、大きな台風が来た夜のこと。

同僚Yは出張からの帰途、浸水する道路を必死で走行していた。

時間は零時近く。夕方過ぎから警報も出ていたので、その頃は車量もほとんどなく、数十メートルおきに置かれた外灯の明りだけが頼り。視界は最悪。道路はどんどん水かさを増してくる。

Yはそれでも叩きつける雨の中、ワイパーをフル回転させながら必死に車を走らせていたんだけど、ついに前に進めなくなった。

窓を開けて下を覗き込むんでみると、タイヤがほぼ水に浸かっていて、ドアの隙間からはじわじわ雨水が染み出し始めてきていた。

 

もうこりゃ駄目だ、と悟ったYは、自分の入ってる自動車保険に「集中豪雨の際のトラブル」みたいな条項があったことを思い出して、応援を呼んでみることにした。

 

247: 243 2010/02/06(土) 16:56:50 id:MsxiGc6q0

実際こういうのを呼ぶのは初めてだったから、ちょっと緊張しつつケータイを鳴らすと、深夜にも関わらず向こうはすぐ出た。丁寧な対応で、事情を話すと、レスキュー班をすぐ派遣してくれるとのこと。

Yは自分の現在地の詳細に伝え、お願いしますと言って電話を切った。

 

雨はまだまだ激しく降っている。風も轟々。外は真っ暗で心細い。

早く来てくれないかなーと思いつつぼんやり時間をやり過ごしていると、サイドミラーにぼんやり近づいてくる明りが見えた。

 

249: 243 2010/02/06(土) 17:17:21 id:MsxiGc6q0

やっと助けが来たようで、Yはほっとした。

 

軽トラのような車両がYの車の後ろにぴったり止まり、中からレインコートを羽織ったスタッフが現れた。

窓をコンコンと叩くので少し開けると「大丈夫ですかー?」

思っていたより若いまだ青年のような男だったが、Yには救いの神に見えた。

 

「早かったですね」

「出られますか?」

「ドアが水圧で開かないみたいなんです・・・」

「じゃあ、窓から出ましょう。僕が引っ張るんで」

 

手際よく、Yは無事に車から出された。スタッフの男は、自分と揃いのレインコートをYに羽織らせ、後ろのトラックまで誘導してくれた。

 

258: 243 2010/02/06(土) 22:35:13 id:MsxiGc6q0

すみません。書き溜めたので落とします。

 

Yはレスキュー車の助手席に乗せてもらった。タオルも貸してくれた。

スタッフの青年は、自分はYの車のエンジンとか車両の不具合状況を調べなきゃならないから、ここで少し待っていてくれと言った。

 

「あ、これサービスです。温まりますよ」

 

青年はYに魔法瓶を差し出して、自分は豪雨の中出て行った。至れり尽くせりだなーと感謝しつつ、Yは魔法瓶の中身を注ぐ。紅茶だった。

あったかい。湯気と共に良い香りが車内に立ち込めた。猫舌なので、紅茶をちょびちょび舐めるように飲んでいると、携帯が鳴った。画面を見ると、保険会社からだった。レスキューが無事着いたかどうかの確認だなと思い、Yは電話を取った。

 

「あ、Yさん、○○社です。ご状況いかがですか?」

「あ、どうもー」

 

「実はですね、大変申し訳ないのですが、△△道が波浪警報のため現在

通行止めになってしまっていて、Yさんがいらっしゃる地点まで、大きく

迂回していかなければならないため、スタッフがそちらに着くまでに最低

あと4、50分は掛かってしまうと思われます」

 

「・・・・・え?」

 

259: 243 2010/02/06(土) 22:38:20 id:MsxiGc6q0

「もしもーし?」

「・・・・・・」

「もしもーし、Yさん、大丈夫ですか?」

「あの・・・」

「はい」

「あの、スタッフの方、もう着いてます。」

「え?」

「10分まえくらいに・・・男の、若い人。

私、もう車両から引っ張り出して貰いました。」

「え、本当ですか?」

「ええ。今、紅茶をいただいて・・・」

「紅茶?」

 

会話がなかなかかみ合わない。保険会社の社員は、矢継ぎ早に質問をしてきた。そのレスキューは何時頃来たか、どんな車両で、どんな人相で、どんな服装で、何人来て、どんな対応をしたか。

Yは答えながら、携帯を握る手に汗がにじんでいくのを感じた。不安から自分がだんだん早口になっているのが分かった。

保険会社の社員は、Yさん落ち着いてください、と言った後、一呼吸置いてこう告げた。

 

「・・・あの・・・それは・・・本当に当社のスタッフでしょうか?」

 

261: 243 2010/02/06(土) 23:08:24 id:MsxiGc6q0

保険会社の社員の話では、Yの元にきた男は服装や車両の特徴も、自社スタッフとまったく異なるという。通常、豪雨時の応援には最低2人以上のスタッフを派遣することになっているし、暖かい紅茶のサービスなんていうのも行っていない。

 

Yはわけが分からなくなった。

保険会社の社員も同じくわけが分からないようで、

 

「現地に向かっている筈のレスキュースタッフと連絡を取ってみて、現状を

確認し次第、再度連絡します」

 

と告げ、Yの返事も聞かず、電話は切られてしまった。

 

Yは暫く放心したが、自分の置かれている状況を整理すると背筋が凍った。

前方のYの車両の脇で何か作業をしている風なレインコートの影。あれは一体誰なのか。保険会社のものではないとしたら、今自分が乗せられているこの軽トラは何なのか。この紅茶は何のために飲まされたのか。

 

264: 243 2010/02/07(日) 01:09:30 id:RtFP89Q80

ここから逃げた方が良いのか、助けをまった方が良いのか。

Yは混乱する頭で考えた。窓の外を見ると、一時期よりは雨は弱くなっていた。もし、逃げ出せるとしたら今がチャンスなのかもしれない。でも、どこへ?しかも足場は最悪だ。

ふと、前を見ると男の姿が見えない。あれ?と思い、フロントガラスの結露をぬぐってもう一度よく見たが、やはりさっきまでいた筈の男のレインコート姿が見えない。どこへ行ったんだろう。

Yは意を決して外に出てみることにした。さっき男が貸してくれたレインコートを羽織ろうかと思ったけどやめた。車から降りると、水嵩は膝下まで来ていた。Yは恐る恐る軽トラの周りを一周した。

男に鉢会ったら間違いなく悲鳴を上げただろうが、会わなかった。

その時、携帯が鳴った。

 

265: 243 2010/02/07(日) 01:17:29 id:RtFP89Q80

保険会社からだった。

 

「あ、Yさん大丈夫ですか」

「はい」

「あの、あと10分ほどで救助スタッフ到着するそうなので、もう少しの辛抱です。大丈夫ですか?」

「あんまり大丈夫じゃないです。」

「あの、念のため警察にも通報を入れたので、それもそちらに向かっていますので・・・」

「私は、この場に居たほうが良いんですか?それとも逃げた方が良いんでしょうか?」

「あの、実はですね・・・」

「はい」

「Yさんが現在いらっしゃる近辺、刑務所があるそうなんですよ」

「え?」

「その辺りいつもなら夜中に巡回のパトカーなんかもいるらしいんですが、今夜は台風でそれもないので、十分に気をつけてくれ、とのことでした。」

 

と不安要素だけを告げて電話は切れた。

 

268: 243 2010/02/07(日) 02:01:07 id:RtFP89Q80

電話を切ったけど、車内に戻る気にもなれなかったYは、念のためもう一度軽トラの周りを一周してみることにした。男の姿が忽然と見えなくなったことが、とにかく不安だった。そうしてYが、ちょうど軽トラの真後ろにまわり込んだとき、突然、軽トラのエンジンが掛かる音がした。

まさかと思ったが、雨の中軽トラが地響きを立てて動き出した。しかもバックに。Yは慌ててバシャバシャ水を蹴りながら、後ろに逃げた。だけど、軽トラはまだ下がってきた。のっそりと。Yが真後ろにいるのが分かっていてあえてじりじりと押し潰そうとするように下がってきた。Yは軽くパニックになった。逃げても逃げても、トラックは後ろ向きに迫ってきた。

 

そのとき、逃げ惑うYの目に、こちらに近づいてくる車の明かりが飛び込んできた。Yはそれにむかって必死で走った。

今度こそ本当に保険会社のロゴの入った大型車だった。

 

271: 243 2010/02/07(日) 02:37:31 id:RtFP89Q80

軽トラはYを追うのをやめて、前方にすごい速さで走り去って行った。

Yは雨の中倒れこんで、保険会社の救助スタッフに抱き起こされた。

保険会社のスタッフ2人もYをひき殺そうとする軽トラをちゃんと見ていた。

 

Yの車は何もされていなかった。窓ガラスが粉々に割られていたとか、扉が外されていたとか、シートがズタズタにされていたとか、タイヤがすべてパンクさせられていたとか、フロントガラスに手形がいっぱいついていたとかいうことも何もなく、雨の浸水被害だけで、人為的な損壊は本当に何もなかったそうだ。だから、あの男が雨の中でなにをしていたのかは全く不明。

あの謎の紅茶も、毒だとか睡眠薬が入っていたとかいうことも何もなく、本当にただの紅茶だったらしい。いちよ警察に、男の人相なんかも話したらしいけど、指名手配犯にそんな奴はいないし、近くにあるっていう刑務所内でもその日は脱走犯とかいなかった。別にその辺りは事故現場で、幽霊が出るとかいわくつきスポットでもないし、だから本当に、あの青年が何者で何が目的なのか誰にも分からない。なんでYをひき殺そうとするみたいに突然バックしてきたのかも謎。ただ、ちょっと気味の悪い事件だったから、その後保険会社からはYに解約して欲しいって言われたらしい。

 

ごめん、これで終わりです。

長い割りに怖くなくてごめん。実際きいたときは、もっと怖かったんだけど。

 

272: 本当にあった怖い名無し 2010/02/07(日) 03:01:11 id:A3ZNuRRW0

乙です。

正体不明すぎる怖さがあるね。

 

273: 本当にあった怖い名無し 2010/02/07(日) 03:22:17 ID:J/I7oNIm0

こえぇな、なんで解約させられたんだろう

 

 

 

〇感想

男が何者かは分かりませんが、危機的状況でそんなのに襲われるって本当に怖いですね。

それにしても、不安要素だけ告げて電話切るって保険会社無能ですね。

気を利かせた注意喚起でしょうか、色々心遣いが足らないです。

【怖い話名作選】覚醒

126: 本当にあった怖い名無し 2010/02/02(火) 01:59:34 ID:T+pJz0MA0

三年の夏までは俺よりも頭悪いくらいだったのに、秋くらいに何故か覚醒。気持ち悪いくらい頭良くなった奴がいた

同じバスケ部だったんだけど、勉強だけじゃなくて、ある日を境に何かが乗り移ったみたいに上達していた。引退してたから意味は無いんだけど

本人も本気で気持ち悪がってて、「宇宙人に改造されたんじゃないか」と自分で言ってた

 

それで何を思ったのか三年の秋に、俺と一緒に行く予定だった県外の私立大学から地元の国立へ進路変更した

そこは結構な難関なのに一発合格。しかも特別待遇

そいつは「何か怖いなww」って言ってた

 

で、俺は予定通り県外へ出て、ここ一年ぐらいそいつとは連絡していなかった

それで先週、そいつの訃報が入った

一年前までは病気なんて全然しないような奴だったのに、死因は心不全

殆ど原因不明らしい

 

大学へ入ってからもそいつの覚醒っぷりは凄かったらしくて、何かいろんな賞とかとってたらしい

その賞金や、貯めてたらしいバイト代とかが全部遺されて、二十歳そこそこの癖に遺産相続やらまで行われた。何か知らんけど俺はバットとアンプをいただいた

 

127: 本当にあった怖い名無し 2010/02/02(火) 02:05:46 ID:T+pJz0MA0

そういうのが全部遺書みたいに纏められてて、何だか不気味だった

自殺じゃないのかって疑われてたようだけど、調べてもやっぱり自然死としか言いようがない、みたいなことを言われたらしい

 

俺の貯金は妹の学費に、とか、二十歳の大学生が書いて遺しておくか?

自然死なのに?

 

何か凄い怖い

あいつなんで死んだんだろう

 

128: 本当にあった怖い名無し 2010/02/02(火) 02:37:01 ID:6lECg6+l0

>>126

死亡時の詳しい状況は?

 

129: 本当にあった怖い名無し 2010/02/02(火) 02:56:18 ID:5HcfL3Hg0

>>128

ソファだか椅子だかに座って伏せてて、朝飯だ起きろって起こそうとしたら起きないみたいな感じ

全然苦しんだりはしてなかったらしい

 

132: 本当にあった怖い名無し 2010/02/02(火) 04:03:33 id:xFUOhIUfO

>>126

全部ネタじゃないとしたらナニかと契約したんでしょうね

 

141: 本当にあった怖い名無し 2010/02/02(火) 14:31:08 id:uvEz8Dz20

>>126-127

こういう話好きだ

悪魔的なものと契約して天才になった代わりに

命を持っていかれたのかね

現実的に考えたらクスリとか。覚醒って言葉を見たときに思いついたよ

自然死とあるから違うんだろうけど

 

 

 

〇感想

私はやはり、タイムリープしたのではないか?と思いますね。

何回もタイムリープを繰り返して、500年くらい生きているという話が以前あったような気がしますが、これが許されてしまっては、不平等な気がします。

人間の寿命を大体100年とすると、5回くらいタイムリープしたんでしょうね。

【怖い話名作選】林間学校での肝試し

110: 本当にあった怖い名無し 2010/02/01(月) 04:24:55 id:P6E+zL03O

小学5年生の頃の話

その日は林間学校でした。皆で作るご飯、お泊まり、とくれば後は肝試し

男3女3の六人グループで森の中を懐中電灯だけで散策して宿舎に戻る

といったありふれたヤツでした。その森は地元では自殺の名所と名高く、昼間でも足を踏み入れたくない場所です

よりによって私はしんがりをつとめるハメになりました。

途中で先生たちが潜んでいて、度々私たちを脅かして来ました。これが意外に怖かった

そしてゴール近くの目印である小川と小さな橋に差し掛かった頃、私はこの日一番の恐怖を味わいました。

 

何かにつられるように橋のそばにある大木を見上げると、明らかに首吊り死体と思われるモノが静かに揺れていました

前をいく友達は気付いていない様子。私はきっとアレも先生達がしかけたモノに違いない。と思い込んでその場を足早に後にしました

と、宿舎の明かりが見え始め、皆の緊張の糸が緩みきった頃に最後の脅かし役が近くのサトウキビ畑からヌルっと現れました

白い着物をきたソレはうつむいていて顔は見えませんでしたが、こっちへおいで、と手招きをしていました

今までとは質の違う脅かし方で妙に不気味でした。私達は、ワーキャー言う事もなくその場を走り去り宿舎に駆け込みました

 

最後のが一番怖かったね~と話ながら、先生たちに文句を言うと、先生たちの顔色が変わりました。そんな役いない。と

担がれてると思った私は先にゴールしていたグループや後から来たグループにも話をしましたが、誰も見ていない…

うすら寒くなってきた私は、じゃあ橋のそばの首吊りは?と先生達に聞きました

それがトドメになったように、先生たちは肝試しを中止しました

後日、ユタのおばさんが家に祈祷をしにきました。手招きの話をすると

それはこんな感じだった?と招き猫の要領で、手を動かしました

私がうなづくと、それは「こっちへおいで」じゃなくて、「こっちへ来るな」って意味だよ

と言っていました。

 

111: 本当にあった怖い名無し 2010/02/01(月) 05:47:05 ID:942wPfe10

>>110

ユタって事は沖縄か。

 

114: 本当にあった怖い名無し 2010/02/01(月) 10:03:20 id:GereS0e30

>>110

そういや、東洋と西洋とでは、手招きと追い払う時の手の動きが逆らしいね

 

 

 

〇感想

不幸に引きずりこむような悪い霊かと思いきや、いい霊だったのでしょうか?

それとも、ただの排他的な霊魂だった可能性もありますね。

首吊り死体は何だったのでしょうか?

【怖い話名作選】天罰

96: 本当にあった怖い名無し 2010/01/31(日) 20:45:41 id:fXy0MD5bi

父方の叔父に聞いた話。

父達の実家は山奥にある、文字どおりの田舎の村なので、ある程度大きくなった子供にとっては退屈な場所だった。

特に不良気取りの少年達には。

叔父が中学一年だったある日の放課後、同じ学校の三年生の杉田とその手下に捕まった。

杉田は制服を「ツッパリ」風に改造して学校内で幅をきかせている、正直関わりたくない奴ナンバーワンだった。

 

杉田達は叔父ともう二人捕まった生徒を連れ、裏山への道へ入って行った。

その先には古い墓場があり、十基ほどの墓と六体の地蔵が据えられていた。

なんだかすごく悪い予感がした。

杉田は手下から金属バットを受け取ると、捕まった一人に差し出した。

「あいつ気に食わねぇ」

と杉田は地蔵の一体を指差し。

「首ぶっ飛ばせ」

とだけ言った。

言われた少年は半泣きになり、

「すみません、勘弁してくださいよ」

と頭をペコペコ下げた。

それを見て手下どもが笑う。

 

捕まってる叔父ともう一人も真っ青になっていた。

杉田は何も言わず、じぃっと少年にガンをたれる。

地蔵も怖いが杉田も怖い。叔父もそう思ったという。

少年はよろよろと地蔵の前まで行くと、バットを構えた。

「やれ、やれ」

手下どもがヤジる。

意を結した少年がフルスイングする。

カーン

地蔵の首が藪の中へ飛んで行った。

「あーあ、やっちまったやっちまった。呪われるぞー」

手下のヤジについに少年がポロポロ涙を流す。

それ見て杉田が満足そうにニヤーっと笑う。

サドという奴だ。叔父は尚更杉田が怖くなった。

(続く)

 

97: 96 2010/01/31(日) 20:47:44 id:fXy0MD5bi

(続き)

「次、あれ」

叔父の隣にいた少年に、杉田が金属バットを渡す。

今度の少年は迷う事なく地蔵に向かった。どのみち仕方ないのだ。

しっかり構えて、フルスイング。

ドッ

しかし金属バットは地蔵の肩に当たり、衝撃で台座から落ちた。

「なにやってんだよー」

手下どもがヤジる。

叔父が地面に転がる地蔵を見ると、頭から落ちた地蔵の首は折れていた。

「何やってんだよ」

杉田が打ち損なった少年の足にケリを入れる。

ウッとうめいた少年はそのまま地面に転がる。

「最後 、お前」

叔父の番だ。

「お前、野球部だよな?」

確かにその通りだった。とは言え今はただの下っ端だが。

「あれ行け」

これまでの地蔵の倍はある一体を指差した。台座の位置が他より低いので、頭に高さはそれほど変わらなかったが。

その地蔵を見た瞬間、叔父はイヤなかんじがした。

とんでもないことになる気がした。

「勘弁してください、勘弁してください」

杉田は無言でみぞおちにパンチを入れてきた。

それでも必死に踏ん張って。

「あれだけは、あれだけは勘弁してください」

「聞こえねぇ」

(続く)

 

98: 96 2010/01/31(日) 20:48:38 id:fXy0MD5bi

(続き)

そう言う杉田の目はギラギラして、どんなことでもやりかねない怖さがあった。

諦めた叔父はゆっくり地蔵に近づいた。

間近で見ると、よりイヤなかんじが強まった。

「許してください、許してください」

口の中でつぶやきながら金属バットを振りかぶる。

飛ばす方向を見ると、視界の端に杉田がこっちを睨んでいるのが見える。

フルスイング。

ゴッ

瞬間、杉田の首が三回転して捩じ切れ、そのまま頭が前のめりに落ちた。

地蔵の首にはヒビ一つ入ってなかったという。

(終)

 

 

 

〇感想

スカってしますね。

私、流し読みしていて、叔父が杉田を殴りつけたら首がねじ切れたのかと思っていましたが、違いました。

地蔵の不思議な力によって、杉田は天罰を受けたのですね。

後が大変ですが、そこは考えない考えない。

【怖い話名作選】人生は試験の連続

450: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/08/01(土) 21:08:45 id:Gz9D8pvO0

やっと念願の課長になれたある日、俺は突然部長室に呼ばれた。

ドアを開くと、そこには定年を迎えたであろう団塊のおっさんが、三人腰掛けて部長と談笑している。

「やあ、佐藤君。課長昇進おめでとう。折角といってはなんだが、君に業務命令があるんだ。」

俺は部長のメガネ面を見て、なんだか嫌な予感がした。

「実はこの人たちはね、取引先の○○印刷で作業員をしていた人たちでね。この間定年退職を迎えられたのだが

どうか、契約社員でもアルバイトでもいいから使ってくれないか、と頼まれてね。○○印刷の社長さんとの仲もあって採用する事にしたんだよ。」

何を考えてるんだこの糞部長。やっぱり団塊団塊かッ!

「というわけで佐藤君。君の課長としての訓練もかねて、この人たちを、どうにか使えるように教育しつつ、

君の下で使ってもらいたいわけだよ。まあ、こういっては何だが、私も○○社長さんとは「採用してくれ」って頼まれただけでね。

別にパートみたいなもんだし、どういう風に使ってくれても構わないんだが・・・まあそういうわけだ。よろしく頼むよ。」

俺は、部長の言ってる言葉を理解できないま、まそこに立ち尽くすしかなかった。

「ん?どうしたんだ佐藤君。用件は終わったよ。行きたまえ。」

 

451: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/08/01(土) 21:10:08 id:Gz9D8pvO0

3週間後、二人の団塊は二度と会社に来る事は無かった。当然だ。そんな事に割く時間なんか俺には無いしめんどくさい。

そもそも、仕事なんてのは先輩から盗むものであって、他人に教わるものではない。俺の仕事なんて、団塊に出来るほど甘くは無い。

部長からも「好きに使ってくれ」と頼まれただけだったので、お茶汲みとコピー取りだけさせつつ、適当に怒鳴り散らしたら

一人目のハゲは1週間で泣きながら会社を去り、二人目のポマードは無言で辞表を叩きつけて去っていった。

やれやれ・・・と思いつつスポーツ新聞を広げようとすると、不意に手元の電話がなった。

「もしもし・・・佐藤君?ちょっと用事があるんで、今すぐ私のところまで来て貰いたいんだが。」

 

部長だ。やれやれ、また定年済みのおっさん教育か?と思い、部下たちに用件を告げ、席を立った。

 

10分後、俺は何故か部長から辞表の提出を求められた。

「君は、わが社には必要は無いという事になった。これは役員会でも決定した事項である。

君には翌日より1ヶ月の休職の後、自主的に退職してもらう事になる。」

 

俺は、部長の言っている事が理解できなかった。

「ところで紹介しておこうか。当社の主要取引先である、○○商事の石井取締役と鈴木専務だ。」

 

二週間前に泣きながら飛び出していったハゲと、無言で辞表を叩きつけていったポマードがそこにはいた。

 

 

 

〇感想

ある意味怖い話であり、スカッとする後味のいい話でもあります。

厳しさと恐怖で人を教育する時代は終わりました。

これからは優しさがモノを言う時代だと思います。

とはいえ、権力と金欲に溺れて、人間性を失う実力者は、よく見かけますね。

未だ自分は下っ端ですが、仮に重役と呼ばれるようになっても、初心は忘れないようにしたいです。

【怖い話名作選】因果

かなり前に聞いた話で要点しか覚えてないが叔父が体験した話を書く

 

自分の叔父は地元で大工をしていて、その日は改築作業を依頼され仕事仲間達と作業をしてました

その家の近所の家では猫を一匹飼っており、妊娠してたそうです

そして作業が始まってから数日後、猫が出産しました

 

無事に4~5匹程産まれたそうですが、

出産をした後日、叔父達が飼い主のお婆さんに「あの子猫達は元気か?」

と聞いたところ飼い主の婆さんは「いや、捨てた」と答えたそうです

驚いた叔父は何故?と聞いたところ

「うるさいし餌代が勿体無いからあの後ビニール袋に詰めて川に捨てた」

と淡々と話したそうです

 

里親探すなりすれば良いのに…何も産まれたばかりの子猫を捨てなくても…

と、叔父達は酷く落胆し、悶々とした気分でその日は作業していたそうです

それから数日後、今度は飼い主の婆さんが行方不明になりました

 

元々小さい村なので情報が回るのが早く、すぐに捜索隊や警察で探しまわったのですが、

数日後、川で水死体となって発見されたそうです

川釣りをする人なら分かるかもしれませんが、

流れの関係で流木やゴミ等が溜まる所が川によっては出来るのですが、死体はそこで発見され、

そしてその死体のすぐ近くに子猫の死体が詰まったビニール袋も浮いていたそうです

 

この話を終えた後叔父は、

「俺は宇宙人だとか幽霊の類は信じていないが、

動物の呪いって奴だけは、もしかしたら本当にあるのかもしれないな」

と話していたのがとても印象的でした

 

長乱文失礼しました

 

 

 

〇感想

以前にも、似たようなジャンルの話をご紹介しましたね。

retro777.hatenablog.com

人間は元々、他生物の命を浪費せずには生きられない、罪深い生き物です。

だからこそ、子猫だろうと何だろうと、生命を侮辱してはいけないですね。

気休めにも償いにもならないかもしれませんが、例えお腹が減り過ぎていても、感謝を忘れないようにしたいです。

【怖い話名作選】里帰り

たった今体験した話。

私は宮城県多賀城市在住。

早めの夏休みで、今仙台駅から新幹線で岩手の実家に帰省するところです。

 

駅のホームをグリーン車が停車する場所から自由席が停車する場所に歩いてました。

遠目で見て、自由席が止まる場所に沢山人が並んでて、

今日は席に座れないわって思いながらてくてく歩いてました。

 

一瞬目をそらしてからもう一度見ると、誰一人ホームに並んでいませんでした。

不意に震災で亡くなった方が里帰りするのかなって思って、色々こみ上げる思いがありました。

 

私は多賀城市で看護師をしています。

 

震災時はただただがむしゃらに働いて、やっと長期で休暇を貰って里帰りです。

多くの方が亡くなりましたが、私は涙を流す余裕はありませんでした。

 

今、やっと亡くなった方々に対して涙が流れます。

一緒に故郷に帰りましょう。

 

 

 

〇感想

泣けるなあ……

私もあの地震は経験しました。

ですが、内陸だったため、停電、断水、家財道具や壁の損壊くらいで済んだのですが、津波に襲われて、大事なモノや、命までも無くしてしまった人がいることを想うと、痛くて辛くて涙が溢れます。

 

どれだけめちゃめちゃになっても、ボロボロになっても、故郷は故郷なんです。

 

「一緒に故郷に帰りましょう」

怖い話ではないようですが、作者の温かさに心が震えます。

【怖い話名作選】小さな老婆

ある4人家族がとある地方の旅館に宿泊。

深夜に娘か母親がトイレで惨殺されているのが発見された。

 

全身を刃物で滅多刺しにされ、顔面は誰だか判別がつかなくなる程斬り付けられていた。

死体には舌がなかった。

トイレには格子のついた幅30・、高さ10・程の窓と小さな通風孔があったが、とても人の入れる大きさではない。

カギもかけられていた。誰がどこから侵入してきたのか・・・。

 

警察はその旅館を経営している夫婦、その息子、近辺の変質者などを聴取したが、

現場が密室だったこともあり、迷宮入りになるかと思われたが、

ある日、旅館経営者夫婦に付き添われたその息子が署に出頭。

「近所の目もあり、なかなか正直に話すことができなかったが、とんでもないことになったので、お話します」

 

「息子は盗撮が趣味で再三注意していましたが、事件当夜もビデオカメラで天井裏から個室を撮影していていたのです。

撮影していると格子のはまっている小窓のガラスが開き、ガラスの破片を持った小さな・・・、いや、

このビデオテープに一部始終がはいっていますので・・・。」

 

息子はビデオテープについて訪ねられると、恐怖が蘇ったのか半狂乱に。

精神に異常をきたすほどの何かがこのテープに入っているのかと思い、

捜査員達もテープを再生するのを恐れた。

 

そのテープには排尿する女性を俯瞰で撮影した映像が収っていた。

和式便器にしゃがんでいた女性が立ち上がろうとしたその時、

小窓からガラスの破片らしきものを握った小さな、15~20・程の老婆が音もなく飛び込んできた。

女性は悲鳴をあげる間もなく咽を掻き斬られ、そして顔中を、体中を斬り付けられ・・・。

 女性が息絶えると、小さな老婆は死体から舌と頭皮の一部を切り取り、天井を見上げ、

「次はおまえだよ」

と言って小窓から出て行った・・・。舌と、髪の毛のついた頭皮とを持って。

 

捜査員の中には、嘔吐するもの、泣き出すもの、恐怖の余り失禁する者もいたという。

結局事件は未解決のままだが、警視庁に、件のビデオテープが今なお保管されていると言う。

 

 

 

〇感想

怖え……

その老婆はまだ捕まってないということですね。

無差別殺人なんて質が悪いです。

そもそも殺人自体が質の良いモノとは言えないのですが……

恐怖より、怒りが湧いてきました。

無差別と推察しましたが、もしかしたら被害者は何かやらかしたのですかね?

【怖い話名作選】蝉の羽化

218: 名無しさん@おーぷん 21/08/04(水)02:18:06 id:EH2Z

小学生の頃は虫が大好きで、特に蝉の羽化を図鑑で見てからはその美しさや不思議さに心を奪われ、強い憧れを抱いていた。

親父も俺の興味に理解を示してくれて、夏休みのある日、羽化を始めそうな幼虫を探しに夜の林へ連れて行ってくれた。

そこは祖父が持つ土地にあり、親父もよく知った場所らしかったが、初めて立ち入る真っ暗な林はかなりの恐ろしさだった。

蝉はなかなか見つからず、ビクビクしながらも一時間以上粘ってようやく、羽化しかけの幼虫を見つけることができた。

 

恐怖心は一気に吹き飛び、息を潜めて見守っていると、薄緑色の体がゆっくりと露わになってくる。

ところが、半分ほど出てきたあたりから、様子がおかしいことに気付きはじめた。

目は左右の位置がずれていて大きさも非対称だし、体もところどころ窪んだように潰れている。

 

翅のうち片方は広がっていく気配を見せないどころか、途中でポロリと取れてしまった。

この蝉は成虫になる前に死んでしまう。そう思い至ると、恐怖心が再び蘇ってきた。

それでも目を離せないでいると、歪んだ体のまま脱皮を終えた蝉が、苦しそうに身をよじらせ、ビクビクと痙攣しだした。

もう見ていられないと目を離そうとしたとき、ひときわ大きく震えたその蝉は、

呻くような低い声で「嫌だああああああああ」と叫んで、動かなくなった。

思わずしがみついた親父の顔もひきつっていて、小さく帰ろう…と呟いた。

子供心にもあり得ない、勘違いだと思ったが、この日から虫が大の苦手になってしまって、親父も弟が虫をとってくるといい顔をしないようになった。

 

 

 

〇感想

死は終わりではないという輪廻転生の理論がありますが、私は否定しません。

この蝉は元々人間……それも日本人だと推察します。

恐らく、余程人の道に外れたことを行って、神仏のような大らかな存在から罰を受けたのでしょう。

人道に反しない……そもそも人道とは何ぞや?という所からの開始ですが、外れないように気を付けましょう。

【怖い話名作選】木の杭

俺はド田舎で兼業農家をやってるんだが、農作業やってる時にふと気になったことがあって、それをウチの爺さんに訊ねてみたんだ。

その時に聞いた話が個人的に怖かったので投下。

 

長文となってしまって申し訳ない、長文NGの人はスルーおながいします。

 

農作業でビニールシートを固定したりすると時等に、木の杭を使用することがあるんだが、ウチで使ってる木の杭には、全てある一文字の漢字が彫りこんである。

 

今まで、特に気にしていなかったんだが、近所の農家で使ってる杭を見てみたところそんな文字は書いてない。

ウチの杭と余所の杭を見分けるための目印かとも思ったのだが、彫ってある漢字は、ウチの苗字と何の関係も無い字だったので不思議に思い、ウチの爺さんにその理由を聞いてみた。

 

爺さんの父親(俺の曾爺さんにあたる)から聞いた話で、自分が直接体験したことではないから、真偽の程はわからんがとの前置きをした後、爺さんはその理由を話してくれた。

 

大正時代の初め、爺さんが生まれる前、曾爺さんが若かりし頃の話。

事の発端は、曾爺さんの村に住む若者二人(A、B)が、薪を求めて山に入ったことから始まる。

二人は山に入り、お互いの姿が確認できる距離で薪集めに勤しんでいた。

 

正午に近くになり、Aが「そろそろメシにするか」ともう一人にと声をかけようとした時だった。

突然、Bが

「ああああアアアああアあアアァァァああぁぁぁアアアァァァァアあああああああああああああアアアア」

人間にかくも大きな叫び声が上げられるのかと思うほどの絶叫を上げた。

 

突然の出来事にAが呆然としている中、Bは肺の中空気を出し切るまで絶叫を続け、

その後、ガクリと地面に崩れ落ちた。

Aは慌ててBに駆け寄ると、Bは焦点の定まらない虚ろな目で虚空を見つめている。

体を揺すったり、頬を張ったりしてみても、全く正気を取り戻す様子がない。

 

そこでAは慌ててBを背負うようにして山を降りた。

その後、1日経っても、Bは正気に戻らなかった。

家族のものは山の物怪にでも憑かれたのだと思い、近所の寺に連れて行きお祓いを受けさせた。

しかし、Bが正気に戻ることはなかった。

そんな出来事があってから1週間ほど経った頃

昼下がりののどかな農村に、身の毛もよだつ絶叫が響き渡った。

「ああああアアアああアあアアァァァああぁぁぁアアアァァァァアあああああああああああああアアアア」

 

何事かと近くに居た村のものが向かってみると、

たった今まで畑仕事をしていた思しき壮年の男が虚空を見つめ放心状態で立ち竦んでいた。

駆けつけたものが肩を強くつかんで揺さぶっても全く反応がない。

先のBの時と同じだった。

 

その後、家族のものが医者に見せても、心身喪失状態であること以外はわからず、

近所の、寺や神社に行ってお祓いを受けさせても状況は変わらなかった。

迷信深い年寄り達は山の物の怪が里に下りてきたのだと震え上がった。

 

しばらくすると、曾爺さんの村だけでなく近隣の村々でも、

人外のものとも思える絶叫の後に心身喪失状態に陥る者が現れ始めた。

しかもそれは、起こる時間帯もマチマチで、被害にあう人物にも

共通するものが何も無く、まさしく無差別と言った様相だった。

 

曾爺さんが怪異に出くわしたのはそんな時だった。

その日、曾爺さんは弟と二人して田んぼ仕事に精を出していた。

夕方になり仕事を終えて帰ろうとした時、自分が耕していた場所に

木の杭が立てられているのが目に入った。

 

つい先程まではそんなものは全くなく

それは、忽然と眼前に現れたとしか言い様がなかった。

突如として現れた木の杭を不思議に思い、まじまじと見つめていた曾爺さんだったが、

「誰だ?こんなふざけた事をしたのは。」とわずかな怒りを覚え、

「こんな邪魔なものを他人んちの田んぼにブッ刺しやがって・・・」

 

そのうち「邪魔だ。邪魔だ。ジャマダ、ジャマダ、ジャマ、ジャマジャマジャマジャマジャマジャマジャマ」

杭を今すぐにでも引き抜きたい衝動で頭が埋め尽くされたようになり、

その衝動に任せて、力一杯その杭を引き抜こうとしたその時、弟に肩を掴まれ我に返ったという。

 

落ち着いて辺りを見渡してもると先程の杭は何処にも見当たらなかった。

弟に問い質してみたところ、弟はそんな木の杭は全く見ていないという。

一緒に帰ろうとしていた兄(曾爺さん)がふと何かに目を留めた素振りを見せ、何も無い虚空を見つめていたかと思うと、何も無いところで、何かを引き抜く時するような腰を屈めて力を溜める姿勢をとったので、何をしているのかと肩を叩いたのだと言う。

 

その時、曾爺さんは、昨今村を騒がせている出来事を思い出し、もし弟に止められることなく木の杭を抜いてしまっていれば、自分も廃人同様になっていたに違いに無いという事に思い至り、肝を潰したのだそうだ。

 

そんなことがあってからしばらくして、曾爺さんの住む村での犠牲者が10人を越えた頃、村長と村役達によって村人が集められた。村長は、昨今の出来事に触れ、それがこの村だけでなく近隣の村でも起きており、現在、近隣の村々と協議し、怪異への対策を進めている最中である事を村人達に伝えた。

 

解決するまでには今しばらく時間がかかるとのことで、それまでの怪異に対する当面の対処として伝えられたことは「見慣れない木の杭を見かけても決してソレを引き抜かない。」ということだった。

曾爺さんの予想は当たっていた。

 

さらに村長は、「農作業で使用する杭には、自分達が打ち込んだものであることが明確にわかるように何らかの目印を彫り込むように」と続けた。

これは自分が打ち込んだ杭の中に、例の杭が紛れ込んでいた時に、誤って引き抜いてしまう事への防御策だった。

 

一頻りの説明を聞いて、今の事態を引き起こしているのは何者なのかを問う者がいたが。

村長は、「人の怨霊、動物霊や物の怪といったものの類でではないこと以外は、良くわからない。影響範囲が広範なことから、非常に力を持った何かだとしか言えないのだ。」と答えるのみだった。

 

仮に被害に遭ってしまった場合はなんとかなるのかと言う問いに対しては「二度と元に戻すことは決して出来ない。そうなった者をお祓いをしてもらいに行った時に、とある神社の神主に言われたのだ。『彼には祓うべきものは何も憑いていない』と」と村長は答えた。

 

神主が言うには、あれは狐に憑かれたりしたせいであのような状態になっているのではなく、今の事態を引き起こしている何かの力の一端に触れたせいで、心が壊れてしまった結果、この状態になっているのだそうだ。

つまり、何かの影響下にあって心身喪失状態に陥っているのではなく、何かの影響を受けた結果が心身喪失状態であるため、寺だろうが神社だろうが、どうすることもできないということらしい。

 

最後に村長は、「杭さえ、引き抜かなければ何も恐れることは無い。」と締めくくり、冷静に対処する事を村人たちに求め、解散となった。

 

村人達が去った後、曾爺さんは自分がその体験をしたこともあってか、村長のところに行って、その何かについて、なおも食い下がって問い質すと

「幽霊や物の怪や人の祀る神様と人との間には、曖昧ながらもお約束というべきものがある。

 相手の領域に無闇に立ち入らないことだったり、定期的に祈りを捧げたりとな。

 彼らはそれを破ったものには祟りをなすが、約束事を守る限りは問題は無い。

 しかし、今回の事態を引き起こしている何かに、それは当てはまらない。

 聞いた話では その何かは、自らがが在るがままに、ただそこに在ると言うだけで、

 人を正常でいられなくし、発狂させるほどの影響与えるのだそうだ。

 わしもそこまでしか聞かされていない。呪ってやるだとか祟ってやるだとかそういう意図も持たないにもかかわらず、存在そのものが人を狂わせる。そういうものに対しては、人は必要以上に知らない方が

 いいのかも知れん。」と言い残し、村長は去って行ったそうだ。

 

それから暫くして、曾爺さんの住む村で神社の建立が始まった。

怪異による犠牲者は、近隣の村々を含めて出続けていたが、その数は収束に向かっていき、神社が完成した頃には全く起きなくなったという。

 

今にして思えば、木の杭は、何かを封じた霊的な呪い(まじない)の類で、それを引き抜いてしまったことで、何かの力の一部が解放され、それに触れた人間が狂ってしまうということだったのかも知れん。

神社が立てられたことで、その何かは再び強固に封印され、

怪異が起きなくなったということなのだろうと曾爺さんは、爺さんに話してくれたそうだ。

 

そんな経緯で、ウチで使う木の杭には、ウチのものである事を示す目印を今でも彫り込んでいるんだそうだ。

近所ではそんなのを見たことがないことを指摘してみたら、「人ってのは喉もと過ぎるとなんとやらで、今ではあんまりやってる家を見かけないが、この近所だと、どこそこのSさんとことか、Mさんとこは今でもやってるから見てくると良いぞ。」と爺さん言われた。

 

見てきてみると、確かにSさんちとMさんちで使ってる木の杭には漢字一文字の彫りこみがあった。

「今でもやってる家ってのは、だいたいが犠牲者を出した家か、その親族の家だろうな」とは爺さんの談。

 

 

 

〇感想

「何かの影響下にあって心身喪失状態に陥っているのではなく、何かの影響を受けた結果が心身喪失状態であるため、寺だろうが神社だろうが、どうすることもできないということらしい」

 

この一文が怖いですね。

一方的にあっちから現れざまに、取り返しのつかないことをして去っていく。

こんな理不尽なことはない……

 

元々人間は自然を破壊して生きてるんで、一方的と称すのは飛躍かもしれません。

ですが、現在ではなく、自然に根差した暮らしをしていた時代のことでしょうから、やっぱり理不尽ですね。

 

それとも、経済成長志向が始まった時分のことなのでしょうか?

【英語】【随時更新】掃除機販売に使う英語

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【戦士と怪物】IH

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私は戻れたから良かったものの、戻れないところまで踏み入ってしまう人もいるの。
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普通って本当に恵まれていて、有り難いモノなのよ……
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【戦士と怪物】不屈

俺は殺し屋としては一流かもしれない。
だが犯罪者としては三流以下だ。

何故なら「死体」という巨大な犯罪の証拠を放っといて、事件を持ち上げてしまうという最悪のヘマをやっているからだ。

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