RETRO少年の懐古録

ミステリー、ホラー、サイエンス、サスペンス、SF、怖い話……

【フォークロア】こういうロアめっちゃ好きなんやが その2

37: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:30:37 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

1932年、ソ連のチェレムホボ炭田で、試掘に赴いた炭鉱夫たちが行方不明となる事件が起きた。

一人だけ戻ってきた者がいたが、全身に大量の返り血を浴びており、殺人容疑で逮捕された。

ところが、取調べ後,当局は周囲を封鎖。そのまま数日後、ガス発生を理由に試掘抗入口は爆破された。

逮捕された炭鉱夫は結局釈放されなかったが、奇妙なことに国から表彰されたとの記録が残っている。

 

信じようと、信じまいと―

 

 

 

41: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:34:53 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

北海沿岸の漁師だったティム・ネイスミスは、ある日猛烈な時化に巻き込まれ、やっとの思いで浜へ辿り着いた。

家に帰ると妻や子供たちの様子がおかしい。ティムは少し前、既に帰って来たと言うのだ。もう一人のティムはその後も現れ続けた。

いつも必ず玄関から疲れた様子で入って来て、「帰ったよ」と言いながら部屋を横切り、洗い場の戸口で消えてしまうのだ。

ティムが死んでから150年近くが経ち、彼の子孫は同じ地所に住んでいるが、今でも度々ティムが玄関から入って来ると言う。

 

 

 

44: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:36:56 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

1952年、アメリカ・ルイジアナ州沿岸で飛行機事故が発生し、海中に墜落。飛行機は大破し、捜索の結果行方不明者多数の、絶望的な事故となった。

ところが何週間かのちに、飛行機事故にあい行方不明になっていた乗客全員がテキサス州で保護されたという。

そのとき取材した新聞記者によると、パイロット含め乗客は全員助かった理由について口を閉ざしている。

しかし一人の子どもが「パパ、あの怖い黒い人に何を頼んだの?」と言っていたのをかすかに聞いたという。

 

 

 

53: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:42:42 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

中国の江蘇省には、とても特殊な「芸」を継承する一族が存在する。

現在の当主は李才県。彼の家は代々人前で「首吊り」を披露する事を「芸」としている。

無論「芸」を披露した者は死んでしまうのだが、だからこそ彼の芸を見に中国全土から見物人が集まる。

才県の息子が15歳になる来年・・・それが、才県の芸の披露の年であるとの事だ。

 

 

 

49: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:40:00 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

オーストラリアの奥地に、「カーゴ・カルト」(飛行機信仰)を信じる原住民が現存する。

彼らの先祖は空に住んでいて、空飛ぶ機械で彼らに恵みを送ってくれていた筈だった。

だが、近隣に白人が飛行場を作ってしまった為、恵みはそこの白人が全て奪っていると彼らは言う。

今でもなお先祖の恵みを乗せた空飛ぶ機械を、彼らは手作りの飛行機模型と共に待ちつづけている。

 

 

 

55: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:44:25 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

1885年の2月9日、英国はデボンにて160kmにわたる奇妙な獣の足跡が発見された。

小さな穴を通っていたり野原で突然途切れていたりと不審な点が多かった。

蹄を持った二本足の動物と推定され、地元の人間は悪魔ではないかと恐れた。

動物が通ったらしい茂みを犬に探させようとすると、みんな怯えて逃げ出してしまったという。

 

 

 

56: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:45:13 id:YMu

信じようと、信じまいと─

 

1970年代、某県のホテルで壁の中から声が聞こえるという怪談が流れた。

そのホテルの支配人は、問題の部屋を隈なく調べ、声の出所を突き止めた。

彼は業者を呼び、壁を崩させると、そこに埋め込まれていたテープレコーダーを発見した。

「これで怪談もお終いだ」、支配人は得意げに語っていた。

 

信じようと、信じまいと─

 

 

 

58: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:45:50 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

ドイツのとある肉屋では、たくさん肉が倉庫から消えるということが度々起こったそうだ。

ある晩、責任感の強い見習いが、主人の制止も聞かずに倉庫の中で番をした。

翌朝見習いは血まみれになって気が抜けたように立ちすくんでいるところを発見された。

発見した主人によると、彼は小さな排水口を見つめていたという。自分の舌を掴んで。

 

信じようと、信じまいと―

 

 

 

61: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:48:21 id:M8M

信じようと信じまいとー

 

1999年、諏訪湖の漁師が仕掛けていた網に、ある奇妙な魚の大群が入っていて話題になった。

一見シロナガスクジラの様な姿と尾ヒレ、しかし頭部に理由の解らないヒレがあり、そして、

体長は5cmほど。銀色に輝く青魚で、地元の人々も見た事が無いと言う。その現場にいた、

当時の小学生がふざけて「ひなま」と呼んだ事からひなまとされたが。その後は捕まらないと言う。

 

信じようと、信じまいと―

 

 

 

62: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:49:08 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

中国の地図は正確ではない、という話を聞いた事はあるだろうか。奥地にある山々は観測隊も入り込めぬほど危険な場所であり、

いつも厚い雲に覆われているため衛星写真も撮れない。そこで25年前、ある調査チームが小型飛行機による空撮を試みた。

順調に撮影は進んでいたが、雲を超えるほどの高い山に遭遇した。この山の高度を測ろうと飛び越えようとしたが山頂が見えない。

「9000mを超えた」という通信を最後に小型機は消息を絶ってしまい、これまで撮影したフィルムも失ってしまったそうである。

 

 

 

63: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:50:17 id:M8M

信じようと信じまいと―

 

ソ連崩壊により、様々な極秘資料が明るみになった。

ある資料では、冷戦時代のロケット開発等が詳細に書かれていた。

だがおかしなことがある。打ち上げ成功数と、帰還数が食い違っているのである。

事故など全ての事項を考慮しても、約10機、20人ほど宇宙飛行士がロケットの打ち上げに成功したのち現在まで帰還していない。

 

信じようと、信じまいと―

 

 

 

64: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:51:03 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

終戦直後に流通した「赤本」と呼ばれる漫画本の作家に、福野洞犀という人物がいる。

彼の最後の長編「萬画世界ノ冒険」は、作者と同名の主人公が自作した漫画の世界を

訪れるという物だが、執筆半ばで彼は失踪した。原稿は、主人公がペンを紛失して

元の世界に帰れなくなった場面で中断していたという。この漫画は発売中止となった。

 

信じようと、信じまいと―

 

 

 

65: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:52:36 id:YMu

信じようと、信じまいと――

 

誰もが夢をみるが、その内容は非常に荒唐無稽である。

それは、目が覚める瞬間の脳が過去の出来事や体の状態を瞬間的に処理するためといわれる。

ところが稀に、物事のつじつまが合い、奇妙に現実味を帯びた夢を見ることがある。

それこそが、何者かが眠る人の耳元である短い物語を吹き込んでいる瞬間である。

 

信じようと、信じまいと――

 

 

 

66: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:54:48 id:M8M

信じようと、信じまいと─

 

フィリピン船籍の大型貨物船「シーカイト号」は、常に人手が足りない船として有名だった。

欠員がでると、途中で立ち寄る港で「通常の倍以上の賃金」を提示して募集する。

魅力的な金額に釣られて乗り込んだ船員に、船長は必ずこう忠告するという。

「洗濯室の隅にある黒い影には近付くな。あれの誘いに応じたりしたら、また次の港で船員を補充しないとならん」

 

 

 

67: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:56:34 id:M8M

信じようと、信じまいと─

 

1952年。バミューダ海域で消息を絶った日本の漁船「くろひめ」が、海域を抜けた所で漂っているのが発見された。

乗っていた筈の10人の乗員は一人もおらず、ただ航海日誌だけが残っており、そこには海域での状況が克明に記されていた。

海域に入り、磁界が乱れてコンパスが効かなくなり。船長が決断した。「船員の一人を海の神へ生贄に捧げようと思う」。

一人ずつ居なくなり。最後のページは、船長が自分を生贄にする事を決意して終わっていた。

 

信じようと、信じまいと─

 

 

 

69: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:57:38 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

江戸時代中期の見世物に「釘絵」という物があった。厚い杉板に釘を隙間なく何万本と打ちつけ、一方向から光を当てると、浮かび上がる陰影が絵になっているという物で、多くは地獄絵図だった。

釘の抜けた穴だらけの板が一枚だけ現存するが、元の釘の長さがまちまちだったらしく絵柄は再現できない。

ためしに全ての穴に同じ長さの釘を差し込んでみると、キノコ雲に酷似した絵が浮かび上がってしまうのだ。

 

信じようと、信じまいと―

 

 

 

73: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)13:01:45 id:M8M

信じようと信じまいと─

 

1961年、米ナショナルジオグラフィックは数万もの墓があるローマ人の集団地下墓地墓の撮影をし、ドキュメンタリーとして放映した。

しかし、とある視聴者が壁の隅に置いてある黒い小さな車輪の置物が回転し続けているが、あれは何かと投書が合った。

映像を解析するとその車輪には「永久に動くもの」というラテン語が彫られていた。

一体このテープがどの墓で撮影されたのかは、今では不明である。車輪は今でも回転し続けているのであろうか?

 

信じようと信じまいと─

 

 

 

81: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)13:06:02 id:M8M

信じようと、信じまいと―

ある絵描きの少年が通り魔によって殺害される事件が起きた。

少年は怪我の為に視力を失っていたが、死の間際に犯人の似顔絵を描いていた。

結局、その似顔絵が有力な手掛かりとなり、犯人は逮捕された。

犯行の際、犯人はフルマスクを着用していたはずなのだが。

 

信じようと、信じまいと―

 

 

 

82: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)13:07:29 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

ある医師が奇形膿腫の手術をする事となった。

手術は無事成功したが、摘出したものを医師は信じられないでいた。

摘出したものの中から一匹のトカゲが出てきて、捕まえようとすると尻尾を切り逃げて行ったのだ。

興味を持った医師がトカゲの尻尾と患者のDNAを鑑定したところ、DNAは一致したらしい。トカゲのDNAとして。

 

信じようと、信じまいと―

 

 

 

83: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)13:07:55 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

1980年代に英国の大学で人類の共通語を作るという試みがなされた。

共通語はある言語を母語とする者が有利にならないよう、あらゆる言語と異なる物でなくてはならない。

そこで、当時の最新式コンピュータが用いられたが、コンピュータのはじき出した一連の結論は

どんな学者も解読できなかった。しかし、何らかの規則性があることは認められるという。

 

信じようと、信じまいと―

 

 

 

84: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)13:10:20 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

1960年代に中東のある地区で新バビロニア時代(紀元前6世紀)の石碑が見つかった。その一節には「私は空を飛んで二つの偉大な川の間にある美麗にして完全なる円形都市を、神のごとき目から見た」と書かれている。しかし、円形の都市バグダードティグリス川とユーフラテス川の間に建造されたのは紀元後8世紀のことである。その後、その石碑は紛争により行方不明になったとされている。

 

信じようと、信じまいと―

 

 

 

85: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)13:11:07 id:YMu

信じようと、信じまいと―

 

先頃惜しくも亡くなられたフランス、エーズに住むサンドリーヌ=バールさんは子どもの頃

未来の出来事、それも良い事ばかりを次々と言い当てる『幸せの予言者』として有名だった。

だが、1966年8月23日を境にその能力は失われ、間違った予言をする嘘つきと呼ばれるようになった。

彼女の最期の言葉は「あの日から世界は間違い続けている」であったという。

 

信じようと、信じまいと―

【フォークロア】こういうロアめっちゃ好きなんやが その1

blog.livedoor.jp

1: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)11:50:10 id:M8M

信じようと、信じまいと-

 

1986年1月に、福岡県の民家で惨殺死体が発見された。

死体は損傷が激しく「まるで強い酸か何かで溶かそうとした」かのようであったと言う。

死体のあった民家も特殊な構造で、全ての部屋が1本の廊下でつながっている造りであった。

ちなみに死体の発見された場所はキッチン、以前住んでいたこの家のデザイナーも同様の死体で発見されている。

 

信じようと、信じまいと―

 

 

 

2: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)11:51:08 id:M8M

信じようと信じまいと―

 

CIAが超能力を真面目に研究し、それを軍事転用できないかと本気で考えていた1985年頃の話。

未来予知や予言が出来る超能力者に「100年後の最新兵器の設計図」を「透視」させる実験が行なわれた。

厳選に厳選を重ねて集められた12人の超能力者に(互いの能力が影響しないよう)個別に透視させた結果───

12人全員が「石弓」の設計図を描いたそうである。

 

 

 

5: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)11:53:12 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

2007年2月6日、山口県周南市のマンホールから男が救出された。

その男は覚醒剤を使用した罪で追われている途中マンホールに逃げ込み、出られなくなったという。

しかしマンホールの蓋は60kgもあり、しっかりと地面に固定されていた。

男は逃げ込んだ時の事を覚えておらず、どうやってマンホールの中に入ったのかは不明なままである。

 

信じようと、信じまいと―

 

 

 

7: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)11:54:09 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

1995年1月17日午前5時46分。阪神大震災が発生した日時である。この地震で神戸市は

大きな損害を受け、JR三宮駅前の商店街もほぼ全ての店舗が焼失、倒壊するなど

壊滅的な打撃を受けた。だが、その中である喫茶店がただ一軒無傷で生き残った。

店の名は「5時45分」。夕方の待ち合わせの時間から取った名前だと言う。

 

 

 

8: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)11:54:48 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

1999年11月2日、富士の樹海のある場所で7人の死体が発見された。

その場所には遺書が残されており、周囲に結婚を反対されての覚悟の自殺である事が記されていた。

持ち物から身元も判明し、2人の死体は各々の家へ戻される事になったが、残り5人の身元がどうしても判明しない。

死亡時刻は全員変わらない事が判明しており、何故7人なのか、残り5人は誰なのか、未だに判明していない。

 

 

 

9: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)11:56:48 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

北海道函館市で発売している「写るんです」には、1枚だけ函館山からの夜景の写真が予め入っている。

これは函館山に霧が発生しやすく、夜景が撮影しにくい事からの措置らしいのだが、

実際には霧の中に写らないはずのものが写った場合、写真を差し替える為に入っているらしい。

差し替えられた写真はその場でネガごと廃棄されるらしく、何が写っていたのかは未だ判らないという。

 

信じようと、信じまいと―

 

 

 

10: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)11:58:35 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

1985年旧ロシアの寒村に隕石が飛来した。

落下直後は高熱を持っていた為、冷えてから処理を行うことになった。

後日村人が様子を見たところ、隕石は中が空洞になって割れており、

割れ目からは水と何かが這いずった跡が森に向かって続いていたという。

 

 

 

12: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:01:48 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

フィンランドに住むある男は不思議な部屋を持っていて、それを自慢にしていた。

その部屋に穴の開いた服や開封済の缶などを入れておくと一晩で直っているのだ。

ある日男はこの部屋でうたた寝をしてしまったが、翌日呼吸困難で瀕死のところを発見された。

目と耳と口がきかなくなった男は、死の間際にメモを遺している。「部屋は俺を塞いでいく」

 

 

 

16: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:03:29 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

ロシアの複数の研究者が共同で、奇形児に関する調査を行った。

調査が行われたこと自体が公式には公表されていないが

それによると、世界の地域ごとの奇形児の発生率を色の濃淡で表した場合

アフリカ北部を中心とした幾何学模様が形成されるという。

 

 

 

17: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:04:18 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

1867年、北フィンランドで全く形を変えない奇妙なオーロラが観測された。

何かの文字の様でもあったが、人々には読むことができなかったので、絵に描いて記録しておいた。

それを読んだのは、およそ100年後にその地を訪れた日本人観光客。

そこには平仮名で、「ありがとう さよ」と書かれていた。

 

信じようと、信じまいと―

 

 

 

18: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:06:14 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

空を見上げれば蜘蛛の巣のように電線が広がっているのが当たり前の風景になった昨今。

しかしこの電線の実に2割以上は、中空のゴム皮膜だけが張り巡らされた『ダミー』なのだと言う。

何故わざわざそんな物を張り巡らせるのか知る者はいないが、偽者を用意する理由などそう多くはない。

「本物の電線に被害が及ばないようにする囮」か「獲物をおびき寄せる疑似餌」 ――しかし、何を相手に?

 

 

 

19: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:06:38 id:M8M

信じようと、信じまいと-

 

ある所に「自分は鏡の世界の住人だった」という男がいた。

その男が言うには世界の何処かに一つ、自分だけが映らない鏡があり、そこから鏡の向こう側に行けるという。

どうして普通の鏡では向こう側にいけないのかと聞くと、

「鏡の向こう側の『自分』がこっちに来ないように押さえ付けているから」と答えた。

 

信じようと、信じまいと-

 

 

 

21: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:08:50 id:M8M

信じようと信じまいとーー

 

1968年、千葉県のある公園でゴミ袋に入った女性のバラバラ死体が発見された。

注目を浴びるなか警察は捜査を開始したが、死体に不審な点が多すぎたため迷宮入りとなる。

両腕は見付からず、そのかわりに被害者の女性のものらしい脚が4本あったという。

また同一人物の脚であるにも関わらず、推定された年齢は20代から60代までばらばらだった。

 

 

 

22: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:12:00 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

中世のフランスに「鋼屑を純金に変える」という触込みで、多くの貴族から出資金を集めていた錬金術師がいた。ある日突然連絡が途絶えたので、債権貴族達は彼の工房に乗り込んだ。

そこで見つかったのは、純金で出来た、満足そうに微笑む錬金術師の彫像だけだったという。

像は債権の代わりに鋳潰されたが、当の錬金術師の行方は不明のままである。

 

 

 

24: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:14:08 id:M8M

信じようと信じまいとー

 

ドイツがナチス支配下にあった時に、一人の男が現れた。

魔術師を名乗るその男は、隠れ住んでいるユダヤ人達の元に現れ、安全に国外へ逃れる方法を教えて回る。

魔術師は当然のようにナチスに逮捕され、度重なる拷問を受けるが、遂にナチス崩壊の時まで死ぬ事はなかった。

それより奇妙なのは、彼が助けたユダヤ人の多くがナチス崩壊までに怪死を遂げている事だろう。

 

信じようと―信じまいと―

 

 

 

26: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:17:25 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

ある所で発見された「神のノート」というものがある。

それには種族が絶滅する理由や時期が過去から未来に渡って綿密に書き込まれてある。

研究者が調べたところ、書かれた時代~現代にかけて絶滅したというものは全て合致していたという。

人類も何時かは絶滅するであろうが、書かれていた理由と時期については研究者達は固くなに口を閉ざしている。

 

 

 

27: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:18:46 id:M8M

信じようと信じまいと─

 

カンザス州のヒュージャック図書館には、不思議な本があると言われている。

その本を読むと人生が劇的に変わるらしいのだが、題名や装飾・どんな事が書かれているのか一切分かっていない。

とにかく「そんな本がある」という噂だけがあり、時折わざわざ遠くから物好きが探しにくるそうで、ちょっとした町の観光地になっている。

客寄せに広めた噂かもしれないが、不思議と昔から寄付や寄贈が耐えない図書館であることは事実である。

 

 

 

28: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:19:30 id:M8M

信じようと信じまいと─

 

数年前、島根県浜田市にある浜辺に大きな鮫の死体が打ち上げられた。連絡を受け、駆けつけた警官が見たところ、どうも腹の中に何か詰まっている感じである。「人間ではないか」と野次馬が騒ぐので、警官は近所から包丁を借りて腹を開いてみる事にした。

すると中からこぼれ出てきたのは、大量の石ころであった。それが胃にぎっしりと入っていたらしい。

材質的には普通の石なのだが、すべて一辺が2センチほどの立方体だったという。

 

 

 

30: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:21:02 id:M8M

信じようと信じまいと─

 

中国の兄墳という地域には、まるで公園にある砂場のような広さの「砂漠」がある。

地元の人間は月初めになると、この「砂漠」の真ん中にたくさんの干し肉と水が入った小さな瓶(かめ)を置く。

たまたま海外出張で立ち寄った日本人が「どうしてこんな事をするのか?」と尋ねると、瓶を運んでいた青年は

「ここは仕事帰りに通る場所だからね。夜の暗いとき、砂漠に迷い込んで遭難したときの用心だよ」と答えたそうだ。

 

 

 

33: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:24:17 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

少女は自宅の庭で花の水やりをしていて、土の中から何かがのぞいているのを見つけた。

スコップで掘り出して見ると、ボロボロになった少女の宝もの入れの缶だった。

中には震えた字で書かれた手紙と見覚えのない紙幣数枚、知らない男の写真が入っていた。

手紙には差出人は82歳になった自分であることと、これからの人生についての予言が書いてあった。

 

信じようと、信じまいと―

 

 

 

34: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:24:57 id:M8M

信じようと信じまいと―

 

砂漠の昆虫には暑さと乾燥を防ぐために砂の中に潜る種がある。

アフリカの砂漠に、同じように砂の中で日中を過ごす民族が居住している。

彼らは、長らくそのような生活をしていたためだろう、指先は硬く尖った形をしている。

ところで、処女膜は人間とモグラにしかない。

 

信じようと信じまいと―

 

 

 

35: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:25:49 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

アフリカ中部に、牛や馬、果ては人間に至るまで、食べるものによって「食べる」という言葉を

使い分ける地域がある。1980~83年にかけて、言語学者シェリング教授を中心として、

地域内の言語調査が行われた。結果、その部族が「空から神が訪れた」との伝承を持つ場合、

何を食べる際に使うのか分からない「食べる」の数が、際立って多いことが判明した。

 

 

 

36: 名無しさん@おーぷん 2017/06/22(木)12:27:22 id:M8M

信じようと、信じまいと―

 

香港の一角に、通称「見上げる人々」と呼ばれる一連の彫像がある。空に目を向けている人物像が

何カ所かに配置されているだけなのだが、一様に無表情なため地元ではあまり人気はない。

彫像の近辺は飛び降り自殺が多い地域としても知られているのだが、自殺者が飛び降りるのは、

決まってそれぞれの像の視線が注がれるビルの屋上からであることが知られている。

【タイムリープ】要点をつらつらと……

2022/09/27

過去に身体ごと行くことは出来ない。

ただし、別の世界線の時間軸の異なる過去に、魂を飛ばすことはできる。

実質、人生をやり直す事は出来る。

 

持っていけるのは、必要最低限の記憶と、意識のみ。

過去の自分の記憶を上書き出来る容量には限りがある。

 

未来予知はほぼ不可能。

「20XX年○○中学入学」などの大筋は変わらないとは言え、株価の変動や、宝くじの番号などは変わってしまう。

震災などの日時も異なり、そもそも起こらない可能性もある。

 

ただし、人の死は変えられない。

だが、死んだ人間を過去で救ったという特例もあり、一概には言い切れない。

しかし、死ぬという未来は変わらず、その期間が延びるだけである。

【怖い話名作選】天井裏に何かいる

小学4年生の頃だったはずだから、もう20年ぐらい前か。

親戚が念願の新築立てたんだよ。

それを祝うために家族全員で遊びにいったときの話。

1つ上の親戚の子(従兄)が「2階に俺専用の部屋があるんだ!」と

大ハシャギして案内してくれてね。

真新しい部屋を嬉しそうに説明してくれたんだ。自分だけの部屋ってのが

それはもう羨ましくて「兄ちゃんスゲー!」って尊敬の眼差しで見てた。

 

で、どうやら天井裏に部屋(物置みたいな役割なんだろうな)があるらしく

従兄は「俺の秘密基地にするんだ」とか言ってたのを憶えてる。

自分専用の部屋だけでなく秘密基地まであるとか、どんだけ凄いんだとか

従兄に対する好感度は上昇しまくりで、俺も一緒に大騒ぎだったのよ。

従兄も得意になって「お前にも見せてやるよ」と天井裏へ案内してくれる事に。

 

廊下の天井にある入り口を専用の棒(先端を入り口のノブに引っ掛けて回し、

フタを開く)で開けて、その入り口のフタの裏に据え付けてある梯子を

伸ばして天井裏へと昇る・・・という構造。

自分の家にはないギミックを見て台興奮する俺。

さあ梯子を伸ばそうかって従兄が棒を梯子にかけようとしたら、天井裏から

手がにゅっと現れて入り口をバタンと閉めてしまった。

 

一瞬だったから何が起きたか分からなかったけど、誰かがいるって事だけは

理解できた。2人の家族は1階のリビングに全員いる。じゃあ今の誰だ?

俺と従兄は絶叫しながら皆の所に戻って泣きながら「天井裏に誰かいる!」と主張。

新築だし泥棒じゃないかと疑った家族が、まず確認してくれたが天井裏には

誰もいなかった。結局、俺らは「変にリアルな嘘をつくな!」と怒られた。

今もその従兄とは付き合いがあるが、あの時の腕は何だったんだろうなと話題になる。

 

 

 

〇感想

一回読んだだけで心と記憶に刺さりました。

典型的な地味怖ですが、名作です。

ただの泥棒だったのか。

それとも屋根裏に潜む異界のモノだったのか。

想像は尽きません。

 

根拠はないですが、何となく、人外だと思います。

私なら、安価で購入した監視カメラを駆使して、ヤツの正体を掴みます。

【怖い話名作選】お水ちょうだい

これは母方のバアちゃんから聞いた、バアちゃんが幼少の頃に体験したという話。

 

バアちゃんは3人兄弟の末っ子で、兄と姉がいた。

兄とバアちゃんは元気そのものだったが、姉は生まれつき身体が弱くて毎日病床に伏しており、

衰弱の為か声も出にくい為に用があると家族の者を鈴を鳴らして呼んでいた。

しかし両親は共働きで日中は家におらず、姉の面倒は妹のバアちゃんがしていた。

看病と言っても幼少の為に出来る事は大した事がなく、水や食事を運ぶ程度の事だったらしい。

姉の病状は回復の兆しも見えずに痩せ細り目は窪み、それはまるで死神のように見えたそうだ。

 

そんなある日の事

姉が震えるか細い声で、病床から兄に向かって言った。

「お水・・・ちょう・・・だい・・・」

それに対して兄は顔を顰めて

「やーだよ。ボクはこれから遊びに行くんだから」

と言い捨てて、さっさと家を飛び出してしまったらしい。

 

姉はその言葉がショックだったんであろう。顔を歪めて憎々しげにその姿を目で追っていたらしい。

そして今度はバアちゃんに顔を向けて

「○○ちゃん・・・お水・・・ちょう・・・だい・・・」

バアちゃんはその歪んだ姉の表情に突然恐怖心が込み上げてきたらしく

「わ、わたしも遊びに行ってこよー」

と逃げ出そうとしたその時、恐ろしい力で腕を掴まれて「死んだら・・・恨んでやる」と言われた。

バアちゃんは泣きながら「嫌だーっ!」と腕を振り解いて、外へ走り逃げてしまった。

 

それからバアちゃんは姉に近づく事なく過ごし、数週間後に姉は他界してしまった。

 

825: 本当にあった怖い名無し:2010/08/20(金) 15:45:03 ID:z+HFND2g0

それから数日後のバアちゃんが部屋に1人でいた時の事。

チリン・チリンと何処からか鈴の音が聞こえてきた。

バアちゃんはビクッとしながらもおそるおそる振り返ると、恨みの籠もった目でこちらを見る姉が立っていたそうだ。

それからというもの、バアちゃんが1人きりの時に姿を現しては、姉は恨みの視線を送り続けてきた。

 

しばらくの間は、バアちゃんも1人で耐えていた。

それというのも、姉は自分が水をあげなかった事が原因で死んでしまったと後悔していたからだ。

しかしあまりの恐怖に根を上げたバアちゃんは親に泣きつき、水をあげなかった懺悔を悔いて全てを話した。

それを聞いた母親は

「あなたのした事は酷い事だけれど、それが原因でお姉ちゃんは天国へ行った訳じゃないのよ。お母さんがお姉ちゃんに話してあげる」

と、抱き締めてくれたらしい。

 

その夜、バアちゃんを部屋に1人した母親は隣の部屋でじっと姉が現れるのを待っていた。

その時、母親にも鈴の音が聞こえたらしい。

バアちゃんの悲鳴と共に部屋へ入り

「○○ちゃん(姉)、もう○○(バアちゃん)の事を許してあげて。決して○○ちゃんの事がにくくて水を渡さなかった訳じゃないのよ。

好きだけど怖くなっちゃったんだって。それも全部○○ちゃんを置いて仕事していたお母さんが悪いの。だからこれからは、私のところへ出てらっしゃい」

そう叫んだらしい。

 

それからというもの、姉は出てこなくなった。

バアちゃんも姉が許してくれたんだと思い、私に話を聞かせてくれたんだと思う。

 

826: 本当にあった怖い名無し:2010/08/20(金) 15:46:15 ID:z+HFND2g0

そんなバアちゃんが1年前、心筋梗塞で亡くなった。

心よりご冥福をお祈りする。

と共に、私しか気づいていないかもしれない親族にもしていない話を追記する。

 

バアちゃんが亡くなったのは、バアちゃんから聞いていた姉の命日と同日。

そして亡くなったバアちゃんの腕に、手形らしきアザがあった。

 

何故、今頃に・・・

それはバアちゃんが亡くなった今、知りようもない謎である。

 

 

 

〇感想

やるせない……

普通の人のように、元気に産まれることさえ出来てくれたなら、兄や妹と一緒に外へ遊びに行くことが出来たのに。

治らない病気や障害、乗り越えられない運命の存在が憎い。

 

自然死だけで個体数が制限されてくれたらいいのに……と言った願いが頭をよぎりますが、そしたら他生物の命を消費出来ませんね。

 

短絡的な表現ですが、仕方のないことなのかもしれません。

 

この世は無常で無情です。

【怖い話名作選】四度目

祖父が戦争中に中国で経験したという話

 

日本の敗色が濃くなってきた頃、祖父のいた中隊は中国の山間の道を南下していた。

ある村で一泊する事になり、祖父達下士官は馬小屋で寝る事になった。

(多くの兵は野宿だったので屋根があるだけ、上等だったらしい)

真夜中に馬が騒ぎ出し、灯りをつけてみると天井から身体は猿、顔は老婆の生き物がぶら下がっていた。

 

銃を撃ったが、まるで当たらない。

騒ぎに気づいた上官がやってきて、その生き物をみて驚きながらも土地の人間を連れてきて通訳を介し

「お前は何者か?何か伝えたい事があって現れたのか?」と尋ねた。

 

すると生き物は

「お前達の国は滅びる。だが三度の再生を果たすだろう」

と言った。

 

「それは吉予言か?」

「そうではないとも言え、そうだとも言えぬ」

「再生するのだろう?」

「四度目は無い」

そう言って、その生き物はするすると梁を伝い消えていった。

「追って捕らえますか?」と聞く祖父達に上官は「あれは常世の者では無い、ほおっておけ」と言ったという。

 

戦後を一度目の再生と考えるなら、残り二回か・・・・。

四度目は無いらしいからな。

 

 

 

〇感想

常世のモノではない……大らかな存在とは思えませんが、紛れもなく人外ですね。

恐らくその何かは中国語を喋っていたのでしょう。

中国にそのような未来予知をする怪物の伝説はないのでしょうか?

怪物の正体はさておき、、、

残り3回、、、

戦争など、日本全土を巻き込む何かが起きそうですね。

【怖い話名作選】井戸の壁

小3の時だから、もう10年以上前の話。

 

片田舎に住んでたこともあって、ゲームとかよりも外で遊ぶことの方が多かった。

特に小1から仲の良かった俺、A、B、Cの四人は、

リーダー格だったCの家に隣接してる結構深い林で、ほぼ毎日太陽が沈むまで遊んでた。

何年も遊んでたお陰で、林の構造は熟知してたつもりだった。

 

ある日、いつものごとく林に入って遊んでいると、急にAが居なくなった。

もしかしたら迷子かな?とよくあることだったので、来た道を戻りながら探した。

五分もしない内に、Cの家から500mくらいの所でAの横顔を見つけた。

 

俺「何しよーと?はよ行くばい」

A「んー、あんさ、こんな所に井戸やらあった?」

Aが指差した所に、確かに今まではなかったはずの井戸があった。

蓋が被せてあって、屋根?みたいなものから桶がぶら下がって、蓋の上に置いてあった。

 

A「な?なかったやろ?」

Aの言葉に少し恐怖を覚えたけど、さすがは子供、恐怖はすぐに興味に変わって、蓋を開けてみることにした。

井戸はたぶん直径1mくらい。底が辛うじて見えるから、そんなに深くはなかった。

 

 

47 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 11:03:39 id:Sn31HN9QO

C「なぁ、懐中電灯もあるし、誰か降りてみらんや?」

Cの提案に賛成して、一番小柄だった俺が降りることになった。

桶の縄にぶら下がって降りていくと、意外と井戸が深いことに気付いた。

 

上から三人が覗いてるのが見えるけど、すごく小さく感じた。

井戸の底には落ち葉がいっぱい貯まっていて、何故かどれも乾燥してなくて真新しかった。

B「なんかあるー?」

手渡された懐中電灯の光で辺りを照らすけど、大したものは見つからなかった。

 

俺「んー、なんもないよ」

そう答えようと上を見上げた瞬間、只でさえ暗かった井戸の中が真っ暗になった。

数秒何が起こったか理解できなかったけど、すぐに蓋を閉められたと気付いた。

俺「ふざけんなよ!開けんや!」

下から一生懸命叫んでも、一向に開く気配がなかった。

 

加えて運悪く、唯一の光源の懐中電灯の光が明滅し始めた。

泣きそうになりながら叫んでも、蓋は開かなかった。

そして遂に、懐中電灯の光が消えて真っ暗になった。

どうすることもできない状況で、狭い空間に真っ暗にされて閉じ込められた恐怖は創造に難しい。

頭が変になりそうになりながらも叫び続けた。

 

 

50 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 11:16:55 id:Sn31HN9QO

すると、今まで消えていた懐中電灯が、ふと光を再び灯した。

真っ暗だった空間に光がついたことで一気に安堵して、三人が蓋を開けるのをゆっくり待つことにした。

静かにしてればきっと三人は開けてくれるだろうと考えた。

 

壁に背を預けて座ると、目の前の壁が照らされた。

さっきは気付かなかったけど、取っ手みたいなものが少し上の方にあった。

縄を少し登って取っ手を引っ張ると、隠し扉?みたいに井戸の壁が開いた。

恐怖というより、忍者みたいですげー!という興奮の方が大きかった。

 

すぐに縄を降りて穴を覗くと、一気に冷や汗が沸いた。

四畳くらいの大きさの穴の壁一面人形、人形、人形。

種類も大きさもバラバラで、全部俺の方を向いていた。

 

恐怖で動けずに居ると、一番奥に何やら大きなものがあった。

少しずつ光を当てて行くと、徐々にそれは姿を現し始めた。

ぼろぼろになったズボンを履いた足、真っ暗な手とシャツ、胸まである髪、

そして顔を照らそうとした瞬間、髪の毛をいきなり捕まれて転けた。

 

心臓が飛び出るかと思うくらい跳ねて、泣き喚いた。

手当たり次第に手足をぶん回すと、何かにうつ伏せに押さえ付けられた。

手から離れた懐中電灯が、俺の胸に乗った人形を映したところで、俺の記憶はなくなった。

 

52 :本当にあった怖い名無し:2008/10/03(金) 11:34:21 id:Sn31HN9QO

次に目を覚ましたのはCの家だった。目を覚まして一番に俺はCを殴った。

俺「バカ!くそ!死ね!」

文句言いながら殴っていると、Cのお父さんに止められた。

AもBもCも、みんな泣きながら俺に謝ってきた。

 

事の顛末はこうだ。

俺が降りた後、案の定Cの提案で、ちょっとの間蓋を閉めることに。

すぐに開けるつもりだったけど、いざ開けようとすると、さっきは二人で軽々開いた蓋が持ち上がらない。

三人がかりでもびくともしない。

何かやってしまったのかと思い、急遽Cがお父さんを呼びに戻った。

その間もAとBは、俺の叫び声を聞きながら開けようと必死だったけど開かなかった。

 

Cがお父さんを連れて来た頃には俺の声も消えて、AもBも疲れ果てていた。

開かないなら壊せ、ということで、大きなハンマーをC父が持って来ていて、蓋を叩き割った。

底には俺の姿は見えなかった。

急いでC父が下に降りると、壁の穴の中で人形に取り囲まれて、胸に人形を抱き締めた俺が寝ていたらしい。

引っ張り上げるのに、Bのお父さんも加勢に来たと。

 

そして今、俺が目を覚ますまで、AもBもCも1日中ついていた。

つまり、俺は丸1日寝ていた。

 

C父「ずっとここに住んどるけど、あんな所に井戸やらなかったはずやけど」

C父が言ったこの一言に、恐怖が再び沸いた。

 

そのあと、井戸は埋められた。

お坊さんも来てたから、たぶんなんかあったんだと思う。

一番奥にあったのは、誰かの死体だったのかも知れない。

今じゃもう分からない。

今でも井戸と人形には近付けない。マネキンとかでも冷や汗が出る。

 

 

 

〇感想

俺がブチギレたのも無理ないですね。

肝試し中とか、得体の知れない場所での悪ふざけは、絶対に厳禁です。

 

謎の井戸……一体何だったんでしょうね。

昔からあった訳ではなさそうだし。

 

私は、狂った人形作家の作業場だったのでは?と推察しました。

色々考察出来ると面白いですね。

【怖い話名作選】プール事故

俺の母に聞いたのだが。

当時女子高に在籍していた母の水泳授業中の話。

 

授業が始まり、一番最初の生徒が飛込んだ所、

中央近くでぷかりと仰向けで、浮かんできた。

 

驚いた教員がすぐさま飛び込み助けようとした

が、教員もまたその動きを止めて浮かび上がった。

 

その後、二人の生徒が飛込んだが、同じ様に浮かんで来たので、あわてて駆け付けた他の教員により、制止がはいった。

 

原因は、なぜか高圧電線が切れてプールにたれていた為の感電であった。

4人が死亡。飛込もうとした母は間一髪命びろいをした。

 

 

 

〇感想

怖すぎです。

一度読んだら忘れない。

「みさき」に次いで1番怖いかもしれません。

仕方のないことですが、被害者は2人で止まって欲しかったです。

最初の1人と、次に飛び込んだ先生の死は、不可抗力で避けられなかったですね。

【怖い話名作選】おばあちゃんの残した怪談。

662: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 22:04:13 id:urm5plTO0

おばあちゃんの残した怪談。

 

おばあちゃんが子供の頃、何か悪さをすると

「とみおばさんになるよ!」と脅された。

とみおばさんとはお婆ちゃんの母親の末の妹で、

中学生くらいの時に行方不明になったまま。素行が非常に悪かった為、

とみは悪さをしていたから神隠しにあった、と親族からもそんな言われ方だったらしい。

 

お婆ちゃんが高校生の時、

家が改築されることになり、中庭にあった井戸も塞がれることになった。

ある日左官屋が「お骨です」と青ざめながら家の者を呼びに来た。

家人が井戸に案内されると、井戸の底から若い左官屋が人間の骨を次々引き上げてくる。

 

井戸の底に、壁が一部えぐれた様な窪みがあったのだが、そこに屈むような格好で引っかかっていたのはとみおばさんの骨だった。

30年近く、とみおばさんは誰にも発見されることなくその井戸の底にいたのだ。

死因、事故(?)の原因などは一切不明。

今も自分が住んでる家の基礎には、映画「リング」そっくりの蓋で閉じられた井戸がある。

 

663: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 22:08:22 id:uL1dcht/0

>>662

殺しだろうな…

 

 

 

〇感想

私も>>663と同じ考えです。

いわくつきの井戸ってこんなふうに生まれるんでしょうか?

怖い話には違いないのですが、名作としてはパンチに欠けるかもしれません。

だからこそのリアリティ……

実話でもおかしくないですね。

【怖い話名作選】マ タ ア エ タ ネ

617: 1/10 投稿日:2009/07/25(土) 17:54:50 id:P1SawmcOO

二年前の今頃。

 

その日、来週に迎える彼女の誕生日のプレゼントを買いに都内のある繁華街に居た。

俺はその日バイトが休みだったので昼過ぎからうろうろとプレゼントを物色していた。

交差点の向こうに彼女が気に入りそうなアクセのショップがあったなぁ…なんて考えながら、そのスクランブル交差点で信号待ちをしていた。

 

ふと、反対側の歩道の同じく信号待ちをしている人々の一番右端に居る赤いシャツの若い女性が視界に入った。

瞬間、背筋がぞわっとする感じがした。

視界の一番端に入っただけで直視した訳ではない。と言うか、直視出来ない何かを感じた。

霊感とか全くなかったけど、本能的に「あれ、ヤバい」って感じて、信号が青に替わったと同時に俺は斜め左前側に進路を進めた。

 

気のせいかな?とか自問自答しながら、薄気味悪かったので早くこの場所から離れようと思って早足で歩いてた。

それでも怖いもの見たさと言うか、どんな容姿なんだろ?とスケベ根性が頭を過り、一瞬だけ目線の先を右側に送った。

 

ちらっとだけしか見れなかったが、その女性らしき姿は其処にはなく、同時に、今度は全身の血が逆流するような身の毛のよだつ感覚と、鳥肌がぶわぁと立って、ガバッと反射的に前に向き直った。

 

赤シャツの女性は目の前に居た。

 

618: 2/10 投稿日:2009/07/25(土) 17:56:36 id:P1SawmcOO

セミロングの髪にチェックのミニスカにルーズソックス。

顔立ちや服装から女子高生に間違いないだろうが、生気が全く無い表情からこの世の者では無いと一目で本能的に理解した。

何より、赤いと思っていたシャツは彼女の首筋に真一文字に入った切り口から流れ出た大量の血が染めていた色だったからだ。

 

思わず「うっ」と呻く俺の傍らをその娘が通り過ぎる時、頭の中に直接、無数の虫の羽音に似た耳鳴りと共に、低いくぐもった女の声が響いて来た。

声ははっきりとした言葉としては認識出来なかったが、苦しみとか、怨みとか、怒りとか、色々な感情が渦巻いている様な、思念みたいな感情が脳にダイレクトに響いて来る感じだった。

 

気が付くと交差点の途中で硬直して立ち止まっていたらしく、車のクラクションで我に返った。

 

「・・・何だ・・・・・今の?」

周りを振り返っても赤シャツのJKは確認出来ず、白昼夢か幻を見たような・・・しかし全身は汗でびっしょりだった。

 

もうなんだかプレゼントを探す気力も失せて今日は帰る事にした。と言うか、あの一瞬の出来事でどっと疲労感が身体を重くしていた。

帰る道すがら、あの娘は一体何だったのか?色々考えていた。

自殺でもしてさ迷っているのか?とか、首筋の傷から誰かに殺害された娘なのか?とか、若いのに無念だったろうなぁとか…。

何だか無性に悲しくなり、柄にもなくちょっとだけ心の中で手を合わせてみた。

 

もしかしたらそれがいけなかったのかも知れない。

 

619: 3/10 投稿日:2009/07/25(土) 17:58:30 id:P1SawmcOO

夕方4時頃、へとへとになりながらアパートのドアを開けた瞬間、誰かに思いっきり背中を蹴られて、つまずきながら両手を付いて玄関に倒れ込んだ。

振り返るとそこには誰も居なかった。直ぐさま外の共用廊下を見たが誰も居ない。

「・・・連れて帰って来ちゃった?」

 

元々霊感が無いので交差点ですれ違って以降、何かを感じる気配は無かった。

単純につまずいただけか?とか無理矢理自分に言い聞かせるように部屋に入った。

入ったと同時に部屋の一角に目が行った。

机の上に飾っていた彼女との2ショットの写真が、びりびりに破かれて机の上に散乱していた。

 

「連れて来たんじゃなくて・・・今、出ていった?」

虫の知らせか、何か嫌な予感がして俺は彼女の携帯に電話した。

・・・・・出ない。

多分これからバイトだろうから今電車の中か何かで出られないんだ、とか、また自分で自分に言い聞かせている。

心臓がバクバク鳴っている。俺はもう一度彼女に電話を掛ける。出ない。

いてもたってもいられなくて、取り敢えず彼女の安否を確認したくなって彼女のバイト先に行ってみようと思った矢先、携帯が鳴った。

良かったぁと思って着信画面を確認すると、非通知の表示だった。

 

620: 4/10 投稿日:2009/07/25(土) 18:00:20 id:P1SawmcOO

「・・・もしもし」

声はない。代わりに電波が悪いのか、スピーカーの向こうからは雑音みたいなノイズしか聴こえて来ない。

「もしもし?・・・・・もしもし!」

何か向こうで話してるような気もするのだが、雑音が酷すぎて聞き取れない。

埒が明かないので携帯を切った。切った瞬間、違和感に気付いた。

 

「何で着信音鳴ってんだ?」

 

通常俺は非通知着信は受信拒否に設定している。ただ拒否に設定していてもピリリと一瞬だけ音が鳴ってしまう。

だが着信音は非通知だったにも関わらず俺が出るまでの数秒鳴り続けていた。

背中を冷や汗が滴るのを感じ、頭の中で何かヤバい、何かヤバいと思ってたらまた携帯が鳴った。

 

非通知だった。

暫く出ようかどうか画面を凝視したまま固まっていたが、意を決して出ることにした。

 

「・・・・・・・誰?」

相変わらずノイズが酷かったが、向こうの声を聞き取ろうと受話器に当てた耳に神経を集中した。

 

「・・・・・・・・・・・・ワ・・・・・・・タ・・・・シ・・」

怖くて携帯を放り投げた。女の声だった。

 

621: 5/10 投稿日:2009/07/25(土) 18:01:38 id:P1SawmcOO

何をどう整理して考えればいいのか分からず、頭の芯がカーッと熱くなり目眩がして倒れそうになった。

 

それでも、彼女の身にも何か善からぬ事が起こりそうな不安が拭えず、もう一度携帯を拾い上げ、アパートを飛び出した。

 

駅に着くと構内アナウンスで、〇〇駅で人身事故の為運転を見合せているとの案内が流されていた。

 

彼女がバイト先に行く為に乗り換える駅だった。

 

駅に向かう途中も何度も彼女の携帯に電話をしたが応答がない。

人身事故の相手が彼女と決まった訳ではなかったが、半分泣きそうになりながら無事でいてくれ、人違いであってくれ、と心の底から念じていた。

 

携帯が鳴った。

非通知だった。

 

息を飲んで電話に出る。

受話口の雑音も、周りの雑踏の音も耳に届かず、その声だけが頭に響いた。

 

「・・・・・・・・・・・・ワ・・・・・・・タ・・・・シ・・・・・・・・・ジャ・・・・・ダ・・・メ?」

 

頭の中が真っ白になった。

 

622: 6/10 投稿日:2009/07/25(土) 18:03:05 id:P1SawmcOO

得体の知れないモノに逆ナンされてるのか俺は!?

咄嗟に「彼女をどうした!?彼女をどうした!!!」と叫んでいた。

しかし電話はもう切れていた。

 

気が動転していたのか、着信履歴からそいつに電話をしてもう一度文句を言ってやろうかと履歴画面を出した。

非通知の着信履歴は一件も無かった。

冷静に考えれば非通知相手にこちらから電話は出来ないのだが、着信履歴は残るはず。

だが俺の携帯は昨日の夜から誰からも着信していないのだ。

 

白昼夢???

一瞬、今日一日の出来事は全て俺が勝手に妄想した絵空事だったのか?と無理矢理納得し掛けた時、再び携帯が鳴った。

 

着信画面に彼女の名前。

「うわ~俺やっちまったぁー」とか「そりゃそうだよなぁ~」とか、あまりに現実離れした今日の出来事を、この彼女の電話一つで打ち消してくれる気がして、一気に安堵して電話に出た。

 

しかし、電話口からは、聞き覚えのない、男性の声が出た。

 

623: 7/10 投稿日:2009/07/25(土) 18:05:02 id:P1SawmcOO

「〇〇警察です。E美(彼女の名前)さんのお知り合いの方ですか?」

「・・・そうですが?」

「E美さんなんですが、実は先ほど〇〇駅で事故に遇われまして、現在病院に搬送しているところなんですが・・・」

 

警察の方の話だと駅のホームから転落し、命に別状はないものの、頭に怪我をして意識が朦朧としているらしく、万が一のため身内の方に連絡をしようと携帯を拝借し、俺からのたび重なる着信履歴に気付き連絡をしてくれたらしい。

 

彼女とは同じ大学だったので、そこに電話をして実家の連絡先を調べてくれと伝え、彼女の搬送先の病院を聞いて電話を切った。

 

怒りが込み上げて来る。絶対あいつがやったのだ。

陳腐な三文小説地味ているが、嫉妬心から俺の彼女を殺して俺を奪おうとしているのだと、その時は本気で思った。

 

彼女の容体もすごく気になったが、それよりも先ずもう一度あいつに会ってはっきりケリを付けなければと思い、何故だか俺はもう一度昼間の交差点に向かった。

 

624: 8/10 投稿日:2009/07/25(土) 18:08:11 id:P1SawmcOO

辺りが少し暗くなりかけていたが昼間よりも信号待ちをしている人達は更に増え、それでも例の場所に同じように赤シャツのそいつは居た。

 

恐さとか不可解さとかを超越して俺はその時怒りに満ちていたので、こっちから詰め寄ってそいつに向かって大声で怒鳴っていた。

 

途中、そいつの隣に居た三人組のホストだか客引きだかが、自分達に絡んで来たと思い込まれ胸ぐらを掴まれたりしたが、そいつらにも赤シャツの異様な姿が見えたのか、誰も居ない空間に構わず怒鳴っている俺を気味悪がったのか(多分、後者)、気が付くと居なくなっていた。

 

その間も赤シャツのそいつは無表情でただ前だけを向いていただけだったが、俺が少し正気を取り戻し、そう言えば昼間手を合わせた時の事を頭の中で思い返してちょっと心苦しく感じた瞬間、目の前からそいつはスーゥと消えた。

 

そして、また、非通知から着信が入った。

 

「・・・・・・・・」

無言だった。

 

言いたい事は全て出尽くした感があり、俺も何を言えば分からず無言でいた。

 

626: 9/10 投稿日:2009/07/25(土) 18:12:12 id:P1SawmcOO

うまく説明出来ないが、なんと言うか別れ話を電話でしているような気まずい雰囲気と言うか、お互いがお互いの次の言葉を待ってると言うか…。

相手から嫌な雰囲気が感じられなかったからそう思ったのかも知れないが…。

 

俺は一人で勝手に分かってくれたんだな、って解釈して思わず「ごめんな」って口に出してしまった。

 

そのまま電話は切れた。

 

 

後日、彼女の病院にお見舞いに行った。

思っていたよりも彼女は元気で、後頭部を十数針縫ったものの、後は軽い打撲程度で済んだ。

ホーム下に転落こそしたが電車の到着まではまだ時間があり、駅員が緊急連絡をして最悪の難は免れた。

その後、ホームに居合わせた人達に引き上げられ、病院に運ばれたらしい。

 

複数の目撃者の証言から、彼女が一人でふらふらとホームから落ちる姿が目撃されており、彼女も模試の追い込みで連日徹夜続きだったらしく、落ちた瞬間の事は詳しくは憶えてないそうだ。

 

それよりも、ホームから心配そうに声を掛けている人達の狼狽した姿を下から見上げて見ているアングルが新鮮だったとか、彼女は嬉々としながら記憶の断片を思い返すように俺に熱く語っていた。

 

627: ラスト/10 投稿日:2009/07/25(土) 18:14:14 id:P1SawmcOO

「なんにしろ無事で良かったよ。」

「てゆーか、あたし自殺とか勘違いされちゃってんじゃないかと思うと超~ハズいんだけど(笑)」

「…ところでさ、あと他に何か気付いたとか、変なところとかなかった?」

「ん~特にない(笑)」

 

俺は彼女に特に心配を掛けたくなかったから、あの出来事については一切話さなかった。

出来れば、俺一人の思い過ごしか妄想で処理したかった…いや、あくまでそう自分に言い聞かせたかったからだ。

 

「あ!そう言えばあの時、変な感じの娘がいた…

「え!?」

「ホームの上からサラリーマンとか男の人達がわたしを助けようとしてた時なんだけど、その娘だけ一人わたしのこと気にもしないで超~シカトっぽかった。」

「そ…その娘……どんな格好してた?」

 

突然、ピリリっと携帯が鳴った。

彼女に病院では携帯の電源は切っておけ、と突っ込まれ、ゴメンゴメンと謝りながら携帯を取り出し、確認した。

 

非通知からだったので呼び出し音はすぐ止み、履歴にも着信が残っていた。

そう……もう終わった事なんだな………。

 

「で、その娘の格好だっけ?」

そう言われて顔を上げた。

携帯を耳にあて、首から流した血でシャツを真っ赤に染めた彼女がニヤリと笑って俺を見ていた。

 

「コ ン ナ カ ン ジ」

 

俺はその場で気絶した。

 

「マ タ ア エ タ ネ」

 

628: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 18:17:44 ID:8TrJM9fkO

長編おつ

 

629: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 18:19:09 id:LTaFhIel0

マジでこわかったwwまたトイレ一人でいけなくなるじゃないかwww

 

630: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 18:32:49 id:JVOr6Wux0

名作現る!!

 

631: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 18:38:19 id:JhBApxI20

とりあえず一言

あばばばばばば

 

 

 

〇感想

じわじわと怖がらせていく細やかな展開から、最後には鮮やかなバッドエンド……!!!

普通に文学としても楽しめそうな、名作怖い話でした。

作者に感謝です。

 

とりあえず一言

あばばばばばば

【怖い話名作選】牛鬼

588: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 14:28:21 id:fKVojrHb0

1/4

釣り好きの叔父さんから聞いた話

 

叔父さんは紀伊半島によく渓流釣りに行っていた。

その日も林道から3時間程上流に登ったところにある穴場に行った。

途中10メートルくらい落差のある滝なんかも登る。

穴場はシーズン中いつも入れ食い状態らしいが、その日は一匹も釣れない。

諦めかけた時一匹の大物がかかった。

50cmはあろうかというイワナだった。

叔父さんは大喜びしたのもつかの間、イワナの体を見てびっくりした。

体がぐにゃりと曲がっていた。

奇形は良く釣り上げるが、こんなにひどいのは初めてだった。

こんな体でここまで大きくなったのに、殺してしまうのはかわいそうだと

イワナをそっと逃がしてあげた。

「あれはキリクチやった、きっと主やな」

紀伊半島だけに棲むイワナで絶滅寸前らしい。

 

589: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 14:30:03 id:fKVojrHb0

2/4

だいぶ薄暗くなってきたので、その日の成果は諦め沢を降る。

来がけの難所である滝まで来たとき、もう辺りは薄暗くなっていた。

叔父さんは大きな岩に持っていたロープを回し崖を降りはじめた。

普段そんなことはぜず、慎重に足場を探しながらゆっくりと降りるらしい。

懐中電灯の類を持ってきていなかった叔父さんは、

こんなところで一晩過すのはまっぴらだと横着した。

下まであと3~4メートルというところで、

引っ掛けていたロープが外れたらしく落下。

ゴツゴツとした岩場に着地し足に激痛が走る。

あまりの痛さに、これは間違いなく骨折してると思った。

周りに落ちている枝切れで足を固定し、なんとか川を降りようとしたが、

真っ暗な中、しかも片足では大して進むこともできず、

諦めて川岸に座り込んだ。

 

590: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 14:31:33 id:fKVojrHb0

3/4

睡魔か空腹か骨折の痛みのせいか、意識がもうろうとしている中、

何かが叔父さんのすぐ近くにいることに気付いた。

フンフンフン フゴー フンフン フゴー

それはしきりに叔父さんの臭いを嗅ぎまわっていた。

牧場の牛を臭いを更に酷くしたような獣の臭いが鼻をつく。

クマや!死んだふりしてもあかん!

そう思ったが、体を動かすことも目を開けることもできなかった。

しばらくその獣は叔父さんの周りを回っていたが、

突然足をぐいっと持ち上げられたかと思うと、

ゴツゴツした川原を引きずられだした。

体中を岩に何度も打ちつけられ、

この後自分が食べられることが分かっていながらも、

痛いがな、もうちょっと優しくしてくれ

などと思っていたところで記憶がなくなった。

 

気がつくと夜は明けていて、川原に寝転がっていた。

辺りを見回すと、そこは車を止めた林道のすぐ脇だった。

相変わらず激痛が走る足を引きずり、

叔父さんは自力で車を運転して病院に行った。

 

591: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/25(土) 14:33:02 id:fKVojrHb0

4/4

そんな体験談を聞いて

「クマに助けられた?」と尋ねた。

「あれはクマやない、クマやったら引きずられてるとき横か上におるやろ」

四本足で歩く熊が人を咥えて引きずる姿を想像してみる。

確かに体が邪魔になる。下手したら踏みつけられるかも。

じゃあ何?と不思議がってる俺に叔父さんは言った。

「牛鬼や」

ええ?昔話の?あれ人を襲って食べるんじゃなかったか?

信じられないという問いかけに

「キリクチ助けたやろ?せやから助かった。

 あれ捕まえとったら多分わしも食べられてたわ」

叔父さんが言うには、

川の主であるイワナに温情をかけ食べずに逃がしてあげたので、

牛鬼は叔父さんを食べずに助けてくれたとのこと。

それ以来叔父さんはイワナを釣り上げても逃がすようにしているらしい。

キャッチアンドリリースや、アマゴは食べるけどな」

そう言って豪快に笑った。

 

 

 

〇感想

ブラックジャックの話の中に、谷に落ちたブラックジャックを熊が引きずって病院へ連れて行くって話がありました。

たしかに引きずる上で邪魔になるとしても、本当に熊じゃないと言い切れるんでしょうか?

あまり疑うと夢がないですが、目を開けられなかったってところが悔やまれますね。

せめて、あの特徴的な牛鬼の脚を捉えていて欲しかったです。

【怖い話名作選】黄色いカブトムシ

アメリカのあるバイパス道路で、深夜に大型トラック同士の正面衝突事故がおきた。

運転席は双方大破で、ドライバーは2人ともほぼ即死。

事故検分が一通り終わって、あとはこの残骸を処分することになった。

 

が、いかんせん大型車両のため、処理の手間や金銭的な問題から、とりあえず積荷だけを先に降ろした。

路肩に大きな残骸を残して、後日、業者による撤去作業を待つのみとなった。

 

その後、近隣の住民から、事故発生現場から異臭がするという苦情が届けられた。

ガソリンやオイルなどではなく、生臭い不快感を与えるものだという。

積荷は降ろしたことだし、これが原因ではなさそうだ。

 

こうして、残骸を撤去する作業が大急ぎで始められた。

一番手間を要したのは、ぺしゃんこになった運転席を引き離すことだった。

どうにか引き離すと、2台のトラックの衝突部分から、

どちらのトラックの部品とは思えない大きな鉄のスクラップがこぼれてきた。

 

よくよく調べると、それは黄色いフォルクスワーゲンで、

これも完璧にぺしゃんこになっていた。家族4人を載せたままで。

異臭の元は、気付かずに遺体を放置したこのビートルから・・・

 

この事故は大型トラック2台の衝突事故ではなく、

トラック×フォルクスワーゲン×トラックの、3台玉突き衝突事故だったというわけ。

 

 

 

〇感想

事故が深夜帯で目撃者もいない。

運転手が二人とも亡くなっている。

大型トラックとビートルの大きさの違い。

あらゆる事象が相まって事件発覚を遅らせましたね。

一見突拍子もない事件に見えますが、もしかしたら実話かもしれませんね。あり得ます。

運転手2人と家族4人の冥福を祈ります。

【怖い話名作選】123便の墜落日

全日空123便の墜落日なのでひとつ

 

1985年の8月13日、ある人が帰省すべく羽田空港の搭乗手続きに行こうとしたら、突然目の前を男物のズボンを履いた足だけが通り過ぎた

ぎょっとしてたら、その後ろに並んだ女性は上半身だけで下半身がなくて、上半身がぷかぷかと宙に浮いていた。けれど本人はそれに気づいておらぬ様子であったという

その人が唖然としていると、次々に自分の後ろに腕がない子供、顔が見えないおじいさん、体のほとんどの部分が消えてわずかばかり口元だけが見える人などが並び始めた

 

あまりに気持ちが悪くて、その人は急遽列から外れてそのチケットをキャンセルし、その日はホテルに泊まった

それがあの全日空123便で、後から墜落のニュースを知った時、その人は「あれはそういうことだったのか」と驚いたのだという

 

 

 

〇感想

123便墜落が非常に痛ましい実話だっただけに、リアリティがあって怖いです。

このような異常が全員の目に映ったのならともかく、スレ主にしか見えてなかったのでしょう。

仮にスレ主が自分だとしても、騒いだところで信じてもらえず、どうしようもないですね。

【怖い話名作選】祖母の祈り

私は大変なおばあちゃんっ子で、中学になってもよく祖母の家に遊びに行っていました。

父方の祖母なのですが、父親は私が幼いころに不慮の事故で死去していました。

祖父を早くに亡くした祖母は、唯一の血縁者だと言って、私をとても可愛がってくれました。

しかし、母親はあまり祖母と仲が良くなかったのか、一度も一緒に祖母の家に入ることはありませんでした。

 

私は毎週日曜日の午前中に、祖母と神社にお参りに行くのを日課としていました。

大変信心深い人だったので、雨の日でも必ず行き、

父が他界して間もないころから欠かすことはありませんでした。

祖母とつないだ手はとても温かく、私はお参りが大好きでした。

 

867 :2:2008/05/22(木) 20:23:05 id:IUcgnRkm0

祖母はいつも手を合わして、深々と礼をし、ずいぶん長い間目を閉じてお祈りをしていました。

私はいつも単純なお祈りだけをし、祖母の真剣な横顔を眺めていました。

 

終わってからいつも、「何をお祈りしてたの?」と聞くのですが、

祖母はニッコリ笑うだけで、一度も答えてくれませんでした。

私は気にすることなく、毎回帰りに買ってもらうアイスを楽しみにして、祖母とおしゃべりをしながら帰りました。

 

話は急に変わってしまうのですが、私は幼いころから霊能力が強く、いつも霊障に悩まされていました。

金縛りは毎日で、眠れない日々が続き不眠症でした。

寝ていても足を触られたり、お腹を針のようなもので刺されたりと、年々エスカレートしていきました。

 

母と霊能力者のところにも何度か訪れたのですが、

高いお金を請求され、しかも何をやっても効かないので、もう私もあきらめていました。

 

868 :3:2008/05/22(木) 20:30:07 id:IUcgnRkm0

中学3年になるころには、さらに霊障はひどくなり、交通事故も何度も経験し毎晩繰り返される金縛りや、

霊によってみせられる幻のようなもので(ご飯の上に髪の毛や虫がのっていたり)

精神を病み、不登校になりました。

 

祖母は母が仕事に出ている時間、うちに来てくれて、いつも手を握っていてくれました。

祖母といる時間が、私にとって唯一安らげる時間でした。

母親は仕事で帰りが遅く、あまり口をきく時間がありませんでした。

 

毎日の嘔吐、拒食症になったと思ったら過食症になり、

常に体調も精神も不安定で、自殺未遂も何度か起こしました。

その度に失敗し、生きるのも辛い、しかし死ねないという最悪の状態が続きました。

祖母とのお参りにも行けなくなりました。

 

870 :4:2008/05/22(木) 20:40:28 id:IUcgnRkm0

中学を卒業してすぐのころ、唯一の支えだった祖母が他界しました。

私は大泣きしました。

しばらく祖母の使っていた部屋に引きこもり、

祖母が使っていた洋服などを抱きしめながら、泣く日々が続きました。

 

そんな時でも、母親は平然とした顔で仕事に行っていて、

それで食べさせてもらってはいるものの、少し母に対して怒りも芽生えました。

 

祖母が他界してから2週間ほどたったころ、

だんだん私の周りで、霊障が起こらなくなってきたことに気が付きました。

 

私の4人だけいた友だちの一人が、

「○○(私の名前)の痛みを、おばあちゃんが全部天国へ持って行ってくれたんだよ」

と、電話で言ってくれました。

そのときも私は、電話口で大泣きしました。

 

一年後には霊障が全く無くなり、精神も体調も回復した私は、

通信制の高校にも行けるようになり、バイト仲間たちに支えられて楽しい日々を送っていました。

祖母の家が引き払われることになったので、私は荷物の整理に行きました。

もう気持ちも落ち着いていて、毎日墓参りに行っていました。

 

871 :5:2008/05/22(木) 20:49:44 id:IUcgnRkm0

押し入れの中を整理していると、祖母の古い日記が何冊か、風呂敷にくるまれて出てきました。

その日記は、毎週日曜日に付けられていました。

私は日記を読んで唖然としました。

 

まず初めのページは、父が死んだ日でした。

不慮の事故と聞かされていましたが、実は自殺だったということが書かれていました。

原因は母の浮気だったそうです。

ショックでした。涙が出ました。

 

しかし、次のページを捲った時に、一瞬で全身が冷たくなりました。

そこには祖母の、私に対する怒りが書かれてありました。端から端までギッシリと。

私が『浮気相手との間にできた子だ』という文章から始まり、

『殺してやりたい』『しねばいい』などという、今までの祖母とまったく違う顔がそこにはありました。

 

私が苦しみながら死ぬように、神社で祈っていたのです。

あんなに長い間、毎週毎週、長い時間。

隣にいる幼い私を、呪い殺すことだけひたすら願い続けていたのです。

祖母の熱心な祈りが通じたのか、私は大変苦しみました。

そして祖母も、苦しみながら死んでいきました。

 

日記は燃やしました。

長い年月がたった今でも、忘れられない出来事です。

誰にも言ったことはありません。

 

 

 

〇感想

怒りも憎しみも怨み辛みも全く表に出さないまま、標的に心の支えとまで思わせてしまう。

内に秘めた凄まじいモノ……祖母の人間性が神々しく、そして禍々しく感じます。

私にしてみればやり切れないですね。

責任感のない親ほど罰当たりな人はいない気がします。