RETRO少年の懐古録

ミステリー、ホラー、サイエンス、サスペンス、SF、怖い話……

【怖い話】廃研究所にいた謎の生物

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 僕は、幽霊と人間を真っ向からは信じないタチだが、恐ろしい経験をしたことがある。

  話の流れは、「水路の怪物」「謎の獣」に似通っている。

 

 恐らく幽霊ではない…と思うのだが、同じようなモノを、同じようなシチュエーションで見た…という人は、情報を寄せてほしい。

 

  当時、僕は小学生だった。

 学校が終わり、散歩に出かけた。

 

 近くに、「廃研究所」と呼ばれる場所があった。

 研究所だったのかどうかは知らないが、我々わんぱく小僧たちは、夢を込めて、廃研究所と呼んでいた場所だった。

 中に、ため池があった。

 何かがいる…

 

 体長は、50~60㎝

 黄色い、大きな目玉に、滑り気を持った金色の鱗…

 

 鯉のようにも見えた。

 光の加減では、鯉も金色に見える。

 

 しかし、鼻先が異様に尖っていて、ヒレが見当たらない。 

 何より、脚が生えているのである。

 濁っている水のせいか…

 前脚は見えたが、後ろ脚は良く見えなかった。

 

 アルマジロや、センザンコウのようにも見えた。

 ここは日本、そんな動物がいるはずはないのだが…

 

 その目が、ギョロっとこっちを見た時…

 ―バシャッ!

 

 怪物がパイプの中へ逃走した。

 

 「奇形の鯉?」

 「あるいは、新種の生物?」

 

 少年だった僕は、心躍らせたが、それどころではなくなった。

 

 問題は、その日付にある…

 2011年3月10日夕方…今でも覚えている。

 忘れられるはずがない。

 

 説明するまでもないだろう…

 その約1日後に、何が起こったのか…

 

 現在「廃研究所」は既に取り壊され、ため池もなくなっている。

 それまで、幾度となく足を運んだが、あの怪物を見ることは出来なかった。

 

 どんな風に一役買っているのかは分からないが、あの怪物が無関係であるとは、僕は思えない...