RETRO少年の懐古録

ミステリー、ホラー、サイエンス、サスペンス、SF、怖い話……

【怖い話】殺人ネッシー

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僕の、これまでの人生(~2020/12/17)で、2番目に恐ろしかった悪夢の話である。


僕は、とある田舎町の生まれである。
住宅地から少し離れた場所に、森に囲まれた、不気味な沼がある。

大人たちは「行っちゃいけないよ」というが、別に奇妙な云われがあるわけではない。
単純に、水辺は危ないからである。



見たのは、2018年7月27日~7月28日の夜のことである。
夢の中に、その沼が出てきた。

恐らく夜中……
住民と思われる老人たちが、あの山の入り口に集まり、騒いでいる……

「なんだ?」と見物に来た僕を見るなり、老人の一人が言った。

「ああ、ミク様……何とかしてくだせえ!」
「わしらではもうどうにもならんのです!」

……どうやら僕はミク様という人物らしい。

 「分かった……」
 ……僕の口が勝手にそう言った。

 その時、
 ープシュュューーーーーウウウッッッ!!!

 あの沼のある位置から、鯨の潮吹きのようなものが飛んだ。
 「ああ」
 「えれえこっちゃ」
 「ミク様、早く行って下せえ」

 沼を見ると、何かいる。
 首長竜というより、ブラキオサウルスのような形をした恐竜である。

 「え?ちょ……」

 一瞬のうちに、僕はブラキオサウルスを半身を咥えこまれた。
 
 -ポキポキポキッ……

 肋骨が砕けるような感覚がした。
 しかし痛みはない。

 だが、僕は恐怖のあまり、
 ウギャアアアアアッッッ!!!!!
 ……と叫んでしまった。





 そこは現実世界……午前3時13分だった。

 僕の悲鳴は、隣の部屋で寝ていた親父まで起こしてしまった。

 「どうしたんだ?」

 僕は放心状態で、何も答えられなかった。
 


 その夢を見て、疑問が二つ浮かんだ……

 1.死ぬ感覚っていうのはあんなものなんだろうか?
 2.もしかしたら、あの沼はいわくつきなのだろうか?

 1はともかく、2の問いについては、明確な事実をつかめていない。
 人身御供かなんかあったのではないかと思ったが、そんな歴史はないらしい。

 

 あれ以来恐竜が嫌いだ。