RETRO少年の懐古録

ミステリー、ホラー、サイエンス、サスペンス、SF、怖い話……

【ワイ君の話】苦しみに悶えているあなたへ

 ワイ君の話……

 

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 この記事を見ている人は、何らかの悩みを抱え込んでしまっており、命を絶つことを考えている人だと思う。あるいは、道具、薬品等の準備をして、既に実行に移すだけの段階にきている人もいるかもしれない。

 

 あなたはきっと、「自殺」「死にたい」「自殺の方法」「楽な死に方」……といった言葉が、検索履歴に大量にあるのだと思う。

 

 それでも、生命への執着心や自殺への恐怖がある、などの理由で、中々実行に移せず、楽になりたい一心で、スピリチュアルな記事や、ポジティブな言葉を探したり、著名人の名言を読み漁ったりしているのではないだろうか。

 

 ワイは正直に言ってやりたい。

 

 この記事も含め、そのような情報はほぼ、あなたの役には立たない。「一時的に気が楽になる」と言えば聞こえは良いが、実際のところ、あなたの苦しい期間が延びるだけだ。

 

 なぜなら、あなたの悩みを解決、および解消が出来るのは、他ならないあなただけだからである。ネット上の記事を読んだだけで、あなたの悩みは解決しない。

 

 また、「○〇〇の電話」も同様である。

 「自殺」「死にたい」「自殺の方法」「楽な死に方」……といった言葉を検索すると、必ずといっていいほど出てくる「○○〇の電話」……

 

 ワイはこれまで、2回利用させていただいたことがある。

 

 1回目は、若い男の人が、熱心に話を聞いてくれた。

 2回目は、高齢な女性が、熱心に話を聞いてくれた。

 

 しかし、彼らは研修を受けているとはいえ、赤の他人である。

 話すことによって、気楽になれるかもしれないが、それは一時的なものではないだろうか。

 

 2回目のババアは言いやがった。

 「これだけこうやって話したんだから楽になれたでしょ?あとは頑張りなさい……」

 腹が立ち、ガチャ切りした。

 

 抱える問題にもよるのだが、そもそも赤の他人に悩みを打ち明けたところで、根本的な解決に至るはずがないだろう。

 

 あなたは今苦しんでいる……

 死にかけている……

 身体には特に異常はないが、心はダラダラと血を流している……

 あるいは、既に身体に影響が出ている人もいるだろう……

 あなたのライフは、限りなく0に近い……

 

 しかし、あなたはその問題を解決する方法を知っているはずである。

 会社が嫌なら辞める。

 出来なかったら出来るようにする。

 眠かったら眠る。

 休みたかったら休む。

 

 解決策など単純なのである。

 しかし、いざ実行となると、何故か難しい。出来ない。

 

 ワイは「人生RPG論」というモノを提唱している。

 そこから考えると、窮地に陥っているあなたが取るべき選択は2つ……

 

 ▶ たたかう

 ▷ にげる

 

 このどちらかである。

 「にげる」を選びたい人、あるいは選ぶ人がほとんどなのではないだろうか。

 

 だが忘れないでほしい。

 ゲームとは違って、この世界では「にげる」を選択しても、にげつづけることはできないのである。

 ある職場で、嫌な上司Aから逃げたとしても、新しい職場で、嫌な上司Bに出会うのである。

 また、「にげる」という選択をし続けた末に、信用を失い、「どこにも雇ってもらえない」または「誰にも相手にされない」という、最悪のモンスターがやってくることもある。

 

 しかし「にげる」に、自殺は含まれない。

 「自殺」のほとんどは、この世の苦しみに耐えかねて、あの世に身を委ねる逃避行為、即ち「にげる」に他ならないのだが、自殺はリスクが高すぎる。

 それは、死の世界がどんなところなのか、想像、推測の範疇を超えないからである。

 「死ぬ」=「楽になる」という表現があるが、本当にそうだろうか?

 幽霊になって、誰にも相手にされない、虚無の世界を過ごすことになったら?

 もし、自殺の痛みが永遠に続いたら?

 首吊りの不快感、中毒の苦痛、投身によって爆裂した体の痛み……

 

 自殺は逃避行為の一つに違いないが、人為的に謎の世界に身を投じようとするのはあまりにも危険が過ぎる。

 戻ってこれないのは間違いない。

 

 だから、自殺という選択肢を存在させてはいけないのである。

 

 にげるとは、にげることではない。

 にげる=「たたかう準備を整える時間を設ける」と考えてほしい。

 

 嫌な上司、嫌な課題から、逃げたとしても、結局は同じもの、あるいは同等の物と戦わなければならないのである。

 

 また、どうしてその上司が嫌なのか?どうしてその課題が出来ないのか?を考えると、至らない点は、当然自分にあるだろう。

 簡単に言えば、その敵を倒すだけのレベルが、あなたに足りてないのである。

 または、本当の敵……

 弱さ、至らなさ、不甲斐なさ、甘えなどのモンスターが、あなたの中にいるのである。

 

 ワイもそうだったし、知り合いのAもそうだった。

 

〇Aの話

 Aが、とある企業で働いていた時の話…

 朝9時~夜17時まで勤務し、上司に仕事を押し付けられ22時まで残業し、休日にも関わらず、企業からのメール、上司からの急な連絡におびえていた。

 上司はいつも、口を開けば小言しか言わないクソジジイだったらしい。

 その矛先がAに向かなくとも、ほかの社員の悪口ばかり言う。

  何よりも酷かったのは、「お前はやる気があってやってんだろ?」というやる気の押し付けだったという。

 

 「適当なことやってちゃいい仕事は出来ねえからな?」

 

 Aは、心の中で叫んでいた。

 「ああ?何のためにやってるかって?金のために決まってんだろうよ!?やる気だか何だかわけわからんもの押し付けて報酬のない苦労させんじゃねえ!」

 「仕事が出来れば良さとか悪さなんてどうでもいいんだよ!金が稼げねえと飯が食えねえんだよ!」

 

 Aは、上司というモンスターから、逃げてしまった。

 いや、にげつづけてしまったのである。

 

 上司は、モンスターではなかったのかもしれない。

 

 武闘家だか魔術師だか遊び人だか知らないが、

 Aが仲間にするはずの人間だったのかもしれない。

 

 Aは、上司の悪いところしか見ていなかった。

 

 Aの上司……

 小言や、他人の陰口をよく言う男だったが、

 その反面、仕事をしたAをほめてくれたり、仕事で失敗したAを慰めてくれたりしたこともあったという

 

 小言は、期待の裏返しだったのかもしれない。

Aに対して、他人の陰口を漏らすのは、Aを信頼していたからかもしれない。

 Aが働いている時「ほら、これやるよ」と、お菓子やパン、飲み物をくれたこともあったという。

 

 真面目に生きてきたAは、物事の悪い部分ばかりをとらえることしかできず、反発してしまったという。

 

 Aが辞職すると言った時、上司は、悲しい顔をしたらしい。

 「あれだけ俺をコケにしておいて!なんで悲しい顔をするんだ!喜べよクソ上司!」

 今、Aにはその理由が分かったという。

 

 「渡る世間に鬼はない」という言葉がある。

 もしかしたら、あなたがそう思い込んでいるだけで、この世に敵なんていないのかもしれない……

 

 しかし、あなたは現に、敵に苦しめられている。

 逃げなければならないときもあるが、あなたが選ぶべき選択肢は…

 

 ▶ たたかう

 ▷ 一旦にげて、準備を整えてから、たたかう

 

 どちらかである。

 

 人生はコンティニュー出来ないが、やり直しがきかないわけではない。

  あなたは、あなたの人生というRPGの中で、主人公にして勇者だ。

 たたかうことからは逃げないでくれ。

 

 だが、みず、じめんタイプのラグラージが、草タイプのノクターンに敵わぬように、絶対に乗り越えられない試練もある。それならば、そんな戦いからはとっとと足を洗い、また出くわす新しい敵に対して対策を講じるべきである。

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 「苦しい時は成長の時……」

 「神様は人に乗り越えられない試練を与えない……」

 私はこの二つの名言は迷言だと思っています。

 しかし、間違いなく言えるのは、自殺は選択肢に入れてはいけません。

 

 このワイ君の意見も、私の意見も、価値観の押し付けに近いですが、読んで、感銘を受ける方もいるかもしれません。

 

 ただでさえ生きるって難しいことなんです。

 楽しく生きましょう!

 

 質問、相談ありましたらお受けします。