RETRO少年の懐古録

ミステリー、ホラー、サイエンス、サスペンス、SF、怖い話……

フォークロアまとめ その4 信じようと信じまいと……

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フォークロアまとめ その4 

信じようと信じまいと……

 

映画館で映画を見ていた大学生のジョンは、ふと館内の壁に「NO LIVING(禁生)」と書かれていることに気付いた。周囲をよく見ると、観客は全員死んでおり、しかも全員が彼の方向を見ていた。彼は発狂しそうになりながら、やっとのことで逃げ帰ったという。

信じようと、信じまいと…… 

 

名物刑事のロバート・パールマンは「落とし」の達人として知られている。どれほど頑強に否認する容疑者も、彼の口にかかれば必ず自白するのだ。そんな彼だが、取り調べの際は絶対に同僚を同席させないという。同僚がロバートの喋りで「オちて」しまうのを防ぐためである。

信じようと、信じまいと…… 

 

イタリアのある学者が、書斎で死んでいるのが発見された。彼は数日前から書斎に篭り、一心不乱に何かを書き綴っていたと言う。しかし、書斎から発見されたのは、幾多もの真っ白い紙だけだった。彼は一体何を書いていたんだろうか。 

信じようと、信じまいと……

 

キャットフードを食べる変わり者は意外と多い。実際にキャットフードを食べ、レビューを行っているHPもちらほら存在する。以前開設されていたキャットフードレビュアーのブログには、とある製品のレビューに一言「うちのタマと同じ味がする」とだけ書かれていたという。

信じようと、信じまいと…… 

 

とある交差点で、少年が電信柱にテープで留められた透明なプラスチックの部品のようなものをみつけた。何だろうと思い覗き込んでいると、中年の女性がやってきて横からそれを毟り取り、微笑を浮かべながら持ち去っていった。

信じようと、信じまいと…… 

 

双子を身ごもった妊婦が、帝王切開の末出産したが、一人しか産まれなかった。しかし女性は二ヵ月後に二人目の男の子を出産した。この事件は地方新聞の記事になったが、これには後日談がある。十八年後のある日、弟が兄と母親を殺害したのである。

信じようと、信じまいと…… 

 

2000年6月、ある人物がタイムマシンを発明し、オークションに出品した。ところがオークションが終了する前に、同じタイムマシンを出品する人物が現れた。「私はタイムマシンを落札し使用したが、使い心地が非常に悪いので誰か引き取って欲しい」

信じようと、信じまいと…… 

 

ある音系同人サークルは猫の鳴き声に悩まされていた。というのも、音源をいくらチェックしても聴こえないのに、製品化されたCDを聞くと必ずどこかのトラックに猫の声が聞こえたのだ。そこで、試しに犬の鳴き声を混ぜたトラックを入れたところ、それ以来猫の声は入らなくなったという。

信じようと、信じまいと…… 

 

「私は飛行機に殺される。絶対に飛行機には乗らない」予言者を自称するアメリカ人の男は、常日頃からそう言っていた。9.11テロがあった日も、現場近くに行く予定をキャンセルしていたため命拾いし、大笑いしたという。その二日後、彼は飛行機の燃料会社に勤める男の車に轢かれて即死した。

信じようと、信じまいと…… 

 

時空の歪み(ひずみ)は各地方に点々と存在している。歪み同士が繋がっている場合もあり、この歪みに足を踏み入れることで、いわゆる「神隠し」が起こるといわれている。何より怖いのは、歪みがいつも同じ場所にあるとは限らないことだ。

信じようと、信じまいと……

 

ある男の三歳になる息子は、地震を数秒前に予知することができた。しかしそれは決まって家の中にいるときだけだった。あるとき男はふざけて息子の足の裏をくすぐった。息子の足の裏には、細く透明な毛が隙間なくびっしりと生えていた。

信じようと、信じまいと……

 

ある男が「悪魔との契約」というミステリー小説を出版した。その小説はベストセラーになったが、作者はその翌年に、二十五歳という若さで短い生涯を終えた。男の葬儀後、遺品を整理していた友人は、書斎で彼のメモ帳を見つけたが、その中には「契約は成立しました」とだけ書かれていた。

信じようと、信じまいと…… 

 

自分は「27」に殺される、と普段から恐れていた男がいた。その男は34歳のとき、通り魔に刺され、搬送された病院で手術中に死んでしまった。逮捕された通り魔は27歳。男の治療にあたった医者も27歳だった。一体どちらが男を殺したのだろうか。

信じようと、信じまいと…… 

 

何年も前から同じ夢を見る少女がいた。内容は「町を歩いていると空から何かが落ちてくる」というもので、いつも肝心なときに目が覚める。数年後のある日、少女が町を歩いていると、空から鉄骨が降ってきた。少女は鉄骨に当たらなかったが、その鉄骨には紙が貼っており「運がよかったな」と書かれていた。

信じようと、信じまいと…… 

 

ある学者が「メアリーの部屋」という実験を行った。生まれて間もない女の子を白と黒しかない部屋で育てるというものである。学者が死亡した後、助手はメアリーを部屋から出すにした。白と黒と肌色しか見た事のないメアリーは、色彩豊かな外の世界を見るなり発狂してしまった。実験は成功と言えるだろう。

信じようと、信じまいと…… 

 

訓練飛行中だった戦闘機三機が突如爆撃され墜落した。パイロットは奇跡的に生き残った一人を除いて死亡。レーダーには感知されなかったその物体は、UFOや敵国の最新型戦闘機などと噂されたが、生存者は「背中に羽を生やした女の子にやられた」と語っている。

信じようと、信じまいと…… 

 

正確な場所は伏せるが、品川区のとある公園には「明かりがつかない外灯」がある。何度蛍光灯を交換しても、どうしてもそこだけ灯らないのだ。犯罪の火種になるのではないかと心配されたが、これまでにそういった事件は起きていない。ただ、この公園に住むホームレスの行方不明者は都内で一番多いという。

信じようと、信じまいと…… 

 

ある男は、最近扉を開ける夢ばかり見るんだと友人に相談していた。友人は、何か新しい進展がある暗示じゃないかと言ったが、その扉は何重にも連なっているらしい。数日後、男は晴れ晴れとした表情で言った。「扉が最後の一枚になった」翌朝、男は死体となって発見された。彼が開けていた扉は一体……

信じようと、信じまいと…… 

 

ロサンゼルス行き725便、離陸中の旅客機でそれは起きた。席の一角を占めていた数十人の客の一団が、飛行中忽然と消えてしまったのだ。乗務員のひとりが、消えた乗客の席にメモが落ちているのを見つけた。それにはこう書かれていた。「自分たちで行った方が速いので途中で降りさせていただきます」

信じようと、信じまいと…… 

 

言語には民族や文化によって様々な特徴が存在する。ある民族は過去形の無い言語を操るという。過去の概念そのものがないので、遠い先祖のこともまるでその場にいるように話している。彼らは過去が見えているのだろうか、それとも過去に生きていた者たちが見えるのだろうか。

信じようと、信じまいと…… 

 

ある男性がツイッターで「このツイートが100RTされたら世界を平和にする」とつぶやいたところ、突然アカウントが凍結され、そのアカウントは永久に利用できなくなった。「神様へのなりすましも凍結対象かよ」とは、彼の言い分である。

信じようと、信じまいと……

 

有名な音楽ゲーム太鼓の達人」には、演奏してはいけない呪いの曲がある。家庭用では目にすることは無く、ゲームセンターでごく稀に出現する超難曲である。余談だが、アフリカのある部族には、太鼓を叩いて相手の死を祈る呪術が伝わっている。曲を失敗すると死は本人に返ってくるという。

信じようと、信じまいと…… 

 

某県某市の水道局は、警察に連絡した方が良いのか判断に困っていた。整備が必要な水道管や送水管などを、誰かが勝手に清掃・修繕しているのである。市の予算が浮くので喜ばしい事なのだが、気味が悪いことには違いない。なにしろ水道管の大小を問わず「誰かが中に潜って作業をした」痕跡があるからだ。

信じようと、信じまいと…… 

 

とある商社に勤めていた男は、自他共に認める仕事人間であった。仕事のためなら妻子をも忘れるという彼も歳を重ね、定年退職することとなった。退職後、妻とどう過ごすかを考えながら帰宅しようとした彼は自分自身に苦笑した。どう歩いても会社の前に行き着いてしまうのだ。

信じようと、信じまいと…… 

 

人間の魂が21gなのは有名な話である。幽霊や死後の世界を研究しているある科学者が、心霊スポットと呼ばれる場所に計りを置いたところ、針が21gをさした時に写真を撮ると光が写り込んだりしたが、針が0をさした時は何も写らなかったという。

信じようと、信じまいと…… 

 

交通事故で右腕を失ったある男は、それ以来いわゆる「幻肢現象」に悩まされている。その現象は、ないはずの右腕が痛んだり、痒くなったりするのが通常だが、彼の場合は少し違った。「薄気味悪いことに、僕の右腕を時々誰かの冷たい手が引っ張ってくるんだ」と、彼は語った。

信じようと、信じまいと…… 

 

アメリカのアリゾナ州に、総人口四人の全米一小さなナッシングという町があったが、1988年に火事で全焼し、町の名前通り何もなくなった。

信じようと、信じまいと……

 

病院では、すべての患者の細胞をサンプルとしてひそかに採取している。それを元に極秘に研究をする機関があるらしいのだ。中には、人間以外の遺伝子を持つ細胞や、不老不死の人間の細胞などもあるらしい。一つだけ公表されているのが、世界中で研究されている「A婦人の無限再生細胞」である。

信じようと、信じまいと…… 

 

ある部族では、言葉が売買の対象とされていた。誰かが買った言葉は、それ以降他の者が使うことを禁じられた。ある日一人の男が死んだが、葬式では悔みや祈りの言葉は無かった。 何故ならそれらの言葉は、死んだ男が買い占めてしまっていたから。

信じようと、信じまいと……

 

ある女性が左目の角膜移植手術を受けた。手術は成功したが、退院直後から彼女は妙な症状を訴えるようになった。時々、誰かに見られているような、まるで自分の内側を見透かされているような……それを聞いた友人は彼女に告げた。「あなた最近よく左目だけ白目剥いてるわよ、知ってた?」

信じようと、信じまいと…… 

 

ニューヨークのアパートで男の自殺死体が見つかった。そして、机の上の遺書にはこう記されていた。「私はとんでもないことをしてしまった、妻を消してしまった」しかし男は未婚で、妻はいなかった。男は狂っていたのか、それとも……

信じようと、信じまいと…… 

 

ギネスに申請されたが受理されなかった「世界最小の幽霊」の話。宝石職人を営む男性はある日、客の注文を受けて拡大レンズを覗き込みながら5カラットのダイヤをカットしていると、ダイヤの中に女性がいるのが見えた。彼は驚きのあまり声も出ず、彼女が消えるまでずっと、互いに見つめ合っていたそうだ。

信じようと、信じまいと…… 

 

ある少年は重度の引きこもりで、ネットゲーム中毒であった。息子の態度にとうとう腹を立てた父親はある晩、彼のパソコンを取り上げ、ゲームのアカウントを消してしまった。すると少年は父親の目の前で煙のように消えてしまった。彼は、自分の居場所はネットゲームの世界しかないと思っていたのだろうか。

信じようと、信じまいと……

 

あるテレビ局が、南米の密林に住んでいるという「叫び続ける男」を取材しに行った。その男は昼夜を問わず、寝ている時ですら寝言で叫ぶと言われていたが、会ってみると普通の男だった。落胆したスタッフが立ち去ろうとした時、密林の奥から凄まじい叫び声が聞こえてきた。男はひどい人見知りだったのだ。

信じようと、信じまいと…… 

 

地方都市のとある地下鉄駅で、停車中の電車の運転台にトラブルを示す赤ランプが点灯した 直ちに原因を調べたがどこにも異常はなかった。その間も赤ランプは消えず、結局列車は発車できず立ち往生となり、乗客は全員ホームに下ろされた。この駅の名は「霊園前駅」といった。

信じようと、信じまいと…… 

 

南極にも温泉が沸いているのをご存知だろうか。その周辺には一年中霧が立ち込めており、周囲からの視界を遮っている。アメリカの学者数人が霧の内部に入り、観測を行った。しかし「Oh My God」という通信を最後に消息を絶ってしまった。彼らは何を見たのだろうか。

信じようと、信じまいと…… 

 

周知のことかもしれないが、つい数秒前に考えたことをすぐに忘れてしまう人は、デジャビュなど突発的に情報が脳内に浮かんでくることがよくあるという。また、それは他人の記憶である可能性が少なからずあるのだそうだ。

信じようと、信じまいと…… 

 

とある病院に通院する男は、恋人のために病気を治す事に必死だった。その甲斐あって病気は完治したが、翌日彼は自室で自殺しているのを発見された。遺書には「僕は彼女を殺してしまった。彼女無しでは生きていけない」とだけ書かれていた。彼の病気は解離性同一性障害だった。

信じようと、信じまいと…… 

 

ある探検隊は船で太平洋横断を試み、見事成功した。彼自身の学説は正しかったことが証明され、メンバーもろとも喜びに沸き、記録用に持っていたカメラで記念写真を行った。しかし、その写真は結局公表されなかった。男同士の気安さからか、メンバー全員が全裸だったからだ。

信じようと、信じまいと…… 

 

ローマに住む八歳の少女アンナの口癖は「私は鳥なの 空を飛べるの」だった。ある日帰宅した母親が、アンナが庭に倒れているのを発見した。奇妙なことにアンナの死因は、急激な気圧変化により肺や内蔵が損傷したためと判明した。アンナは本当に空を飛んだのだろうか。

信じようと、信じまいと…… 

 

シャワー中、あなたが目を閉じて髪を洗っている間、あなたのすぐ目の前に向き合って「誰か」が立っている。あなたの鼻先に触れるのは、あなたの前髪でも、流れ落ちたシャンプーの泡でもない。そう「誰か」の髪だ。そしてあなたは、知らず知らずのうちに二人分の髪を洗い流し、今日もバスルームを出る。

信じようと、信じまいと…… 

 

戦艦大和は、日本海軍が建造した史上最大の戦艦であることで有名だが、それには奇妙な噂がある。現存している大和の図面には、不自然な空間があるのだ。なんでも、造船中の事故で亡くなった一人の男性の死体が、未だにその空間に閉じ込められたままなのだという。

信じようと、信じまいと…… 

 

とある工事現場で働く男は、工事に使うコンクリート砂から封筒が出てきたのを見つけた 家に帰って封を開けると「事故で私の夫が機械に落ち、この砂の中に砕かれてしまいました 後生ですから、この砂が何に使われたのか、これを読んだら一報願います」と書かれてあり、住所と郵便番号が入っていた。

信じようと、信じまいと…… 

↑セメント樽の中の手紙(葉山嘉樹)

 

西暦何年の何月何日だろうとすぐに曜日がわかる男がいた。男を研究していた学者が「何故判るのか」と聞いても理由は判らないとしか答えない。学者は長年の研究と努力の末、自身も男と同じ能力を身に付けた。しかし、何故判るかという説明はやはり出来なかった。

信じようと、信じまいと…… 

 

体を拘束され、何人もの知らない人間と一緒に、一列に並ばされる。そして、端の者から順番に首を切り落とされていく。いよいよ自分の番という時「今日は数が多いから、お前は明日だ」と言われ、目が覚める。あの悪夢を見てから五年、私は未だに一睡もできずにいる。

信じようと、信じまいと…… 

 

 

1600年頃、一人のドイツ人が天才であると騒がれた。しかし彼は「本当の天才とは自分ではない」と語った。「では、本当の天才とはどんな人か」と聞かれると、彼は舌を出しおどけてみせた。

信じようと、信じまいと…… 

 

外国の台風、ハリケーンには命名リストがあり、巨大なものには名前がつけられる。2005年にアメリカを襲ったハリケーンカトリーナもその一つである。ルイジアナ州一帯がハリケーンの目に入った時、ある男性は、雲間から覗く巨大な少女の青い目を見たという。彼はカトリーナの目を見たのだろうか。

信じようと、信じまいと……

 

ハオリムシという生き物をご存知だろうか。磯などに生息し、他の生物からの視線を感じると殻に閉じこもり、防御態勢をとるという習性の持ち主だ。彼らは普段、どんなに海が荒れても平然としているが、台風の目に入ったときには防御態勢をとるという。

信じようと、信じまいと…… 

 

エネルギーという観点だけから言えば、台風やハリケーンのひとつが十分間に費やすエネルギーの総量は、地球上に存在する核兵器すべての爆発力に等しい。

信じようと、信じまいと……