RETRO少年の懐古録

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フォークロアまとめ その13 信じようと信じまいと……

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フォークロアまとめ その13

信じようと信じまいと……

 

ある国の王は、占い師に「写真を撮られたら死ぬ」と予言されたため、一切写真を撮らせなかった。しかし王と面会した画家が、王そっくりの肖像画を描いてしまい、その絵が国の新聞に掲載された。その直後に王は暗殺されてしまった。肖像画を載せた記事のタイトルは「信じようと、信じまいと……」

 

ある冬の朝、デンマークの片田舎で身元不明の死体が発見された。その太った老人は、検死の結果、数百メートル以上の高さから「墜落死」していたことが判明した。だが妙なことに、死体の周辺には、高い建物などは何一つなかった。1996年、12月25日のことである。

信じようと、信じまいと…… 

 

ソ連の宇宙船、ソユーズ1号は打ち上げには成功したが、着陸に失敗。乗員であるウラジミール・コマロフは命を落とした。不思議なのはそれからである。ソ連政府は、宇宙船の回収班の班員に何故か生物学者を加えた。さらに、墜落した森林地帯でそれ以降三ヶ月間に渡り、赤い怪光が何度も目撃されたという。

信じようと、信じまいと…… 

 

俊足で活躍したプロ野球選手の鈴木氏は「盗塁の秘訣は?」という問いに対し「自分の数歩前を自分の幻影が走っていて、それと同じ様に走れば大半は成功した」と答えた。現役引退後、登山中に遭難してしまった彼の目の前に再び幻影は現れ、それについて行くと、無事に下山することが出来たという。

信じようと、信じまいと…… 

 

虫捕りに行った子供が、奇妙な虫を捕まえて来た。全身が黒く、ぶよぶよとした数センチの球状で、木の蜜を吸っていたという。父親が大学に調査を依頼したが、虫は大学に到着する前に死んでいた。虫籠の中で動かなくなったそれを解剖してみると、中には空洞しかなかった。

信じようと、信じまいと…… 

 

とある研究所の取り壊し作業中、フロアとフロアの間に大きな空間が発見された。そこを捜索すると、白骨死体、老人の死体、若い男女、乳児が発見されたが、彼らは皆、奇形であった。研究所で何が行われていたのか、彼らは誰だったのか、知るものはいない。

信じようと、信じまいと…… 

 

とある病院に、友人の運転する車に同乗して事故に遭った男が運ばれてきた。一命を取り留めたが両脚を失った彼は、自分をこんな目に遭わせておきながら姿を見せない友人を憎み「あの男の心臓を止めてしまって下さい」と神に祈った。翌朝、男は心臓麻痺で死んだ 彼の胸には、友人の心臓が移植されていた。

信じようと、信じまいと…… 

 

ニュージーランド沖を航行中の船が海の中に建築物を発見した。建築物は緑がかった塔のようで、周囲には腐った魚の様な異臭が立ち込めていた。乗組員はその異臭にまいってその場を後にしたが、彼らは全員、一ヶ月以内に怪死した。日誌によると、建築物を発見したのは南緯47度9分、西経126度43分……

信じようと、信じまいと…… 

 

↑ルルイエ

 

ある老人が家を格安で売りに出していた。新婚の夫婦が訪ねてきて、商談は成立した。老人は、一つだけ約束してほしいと夫婦に言った。「地下室の扉だけは、絶対に開けないでください」若い二人が住み始めてかれこれ二十年経つが、未だに地下室の扉はみつかっていない。

信じようと、信じまいと…… 

 

とあるピザ屋の店主は、店内に出没するネズミに手を焼いていた。ある時一斉駆除を思い立ち、店内各所にネズミ捕りを設置した。古典的なタイプのネズミ捕りは確実に仕事をこなしていったが、幾つかのネズミ捕りは、なぜか丸まったハンカチを捕まえていた。

信じようと、信じまいと…… 

 

ある漫画のヒロインに対し、常日頃から「彼女は俺の嫁だ、二次元に行きたい」と言っている男がいた。その後漫画にてヒロインに付きまとったストーカーが主人公に叩きのめされる展開が描かれた。「こんなはずでは」と何度も呟くストーカーは、漫画が掲載される数日前に姿を消したあの男と瓜二つだった。

信じようと、信じまいと…… 

 

とある飲食店に勤める男が、厨房にゴキブリ用の粘着罠を仕掛けた。数日後、罠の様子を見ると、おびただしい数のゴキブリが罠にかかっていた。驚いた男が罠を持ち上げようとすると、罠の中のゴキブリたちが一斉に羽ばたき、罠ごと空を飛び、窓から外に逃げたという。

信じようと、信じまいと…… 

 

ドイツのある地方に生きている館があったという。入るたびに部屋の位置や廊下の形が変わるのだそうだ。あるとき、その館に入った人間が誤って壁を傷つけてしまった。すると、大きな叫び声に似た音が館に響き、それ以降不思議な現象は起きなくなったという。

信じようと、信じまいと…… 

 

あるホテルでは、カウンターに置かれている物の位置が寸分の狂いもなく決まっている。 いつ誰がそう決めたのかは定かではないが、なぜこのような決まりがあるのかは判明している。配置をわずかでも変えてしまうと、カウンターの上にある物が、綺麗に全部消えてしまうからだ。

信じようと、信じまいと…… 

 

カンボジアに水を飼っているという男がいた。記者が男の家を訪ると、水以外には何も入っていない大きな水槽がある。いぶかしむ記者の目の前で、水槽に放たれた魚が一瞬にして消えた。「水ってのは、死んでいればなんでもないが、生きている間は大変だ」男はそう語った。

信じようと、信じまいと…… 

 

醸造中のワインやウィスキーが蒸発して少し量が減ることを「天使の分け前」というが、人が臨終する瞬間に体重が僅かに軽くなる現象を、生理学者たちは「死神の取り分」と呼んでいる。

信じようと、信じまいと……

 

人の集まる場所で、その場にいる全員が一斉に静まり返るといった体験をしたことがある人は多いだろう。その瞬間こそ、幽霊が我々の頭上を通り過ぎている証拠であるといわれている。あるサッカーの国際大会では、選手含む二万人の人間が一斉に静まり返ったという。 彼らの頭上を通り過ぎたのは一体……

信じようと、信じまいと…… 

 

1957年11月3日。某県の動物園で起きた話。この日、園内はいつも通り動物達の鳴き声で騒がしかったが、ある数十分間だけ、動物が一匹たりとも鳴き声をあげず、恐ろしく静かな時間が園内を流れた。同時刻、ソビエト連邦はライカという犬を乗せた宇宙船が地球の衛星軌道上を回ることに成功していた。

信じようと、信じまいと…… 

 

臨死体験で妖精を見る、という人は少なくない。聖職者の調査によって、ある共通点が見つかった。その妖精はほとんどの場合幼い子供で羽が生えているという。余談だが、人間の胎児は最初は鳥のようなかたちをしている。信じようと、信じまいと……

ある少年は、糸が切れて飛んでいく風船を指差し「風船が空へ落ちていく」と言った 父親は、あれは飛んでいくと言うんだと説明したが、少年は聞き入れない。困り果てた父親がその理由を尋ねると、少年はこう答えた。「でもパパ、この前、悲鳴を上げながら空へ落ちていく人を見た」

信じようと、信じまいと…… 

 

とある警察署に、一人の男が女を殺し山に捨てたと自首してきた。男が指定した場所には確かに女の死体が埋められていた。男が自首した理由は、某掲示板に名無しで書き込むたびに、自分の名前だけが毎日「犯人」になり、気を病んだ為だという。

信じようと、信じまいと…… 

 

とある高校の野球部に、名ストッパーとして名の知れた投手がいた。普段は朗らかな人格者だったが、マウンドでは常に死球ギリギリの剛球を投げるため、打者は彼の投球に本気で殺意を覚え、退部する選手が続出した。一方、本人曰く、自分が登板した回はあっさりと打たれた記憶しかないという。

信じようと、信じまいと…… 

 

ある男の飼い猫が五匹の子猫を産んだ。面倒になった彼は、ある雨の晩、車で峠へ向かい、そこの崖から六匹の猫を落として殺した。数年後のある日、男は雨の中、車で峠越えをしていた。ふと後部座席を見ると、数年前に殺したはずの親猫が座っており「あの日もこんな晩だったわね」と言ってにやりと笑った。

 

「私たちが求めているのは生きる喜びじゃない。死ねる喜びだ」と、ある学者が小さな村の住人達に言った。翌日、学者からの連絡が途絶えたため、警察が捜索隊を派遣したところ、住人達の死体だけが見つかり、学者の死体は見当たらなかった。

信じようと、信じまいと……

 

とある男性議員の懐中時計が、八時二十分で動かなくなってしまった 時間がわからなくなった彼はとにかく急いで議会へと向かった 到着した彼が議会の時計に目をやると、針はちょうど八時二十分を指していた それと同時に、彼の懐中時計も再び動き出したという

信じようと、信じまいと…… 

 

日本のとある町で、靴が盗まれるという事件があった。立て続けに見境なく盗まれていくが、靴はどこからも見つからなかった。しばらくして犯人が捕まったが、靴は全て「食べた」と言った。警察が目の前に靴を出したところ、彼はそれを瞬く間に胃に収めてしまった上、おかわりを要求したという。

信じようと、信じまいと…… 

 

ある登山家が雪山で遭難してしまった。吹雪は激しさを増すばかりで、一歩も動けない。彼は藁にもすがる思いで、子供の頃に祖母から教えてもらった「困ったときのおまじない」をつぶやいた。すると吹雪は瞬く間にやみ、しばらくすると救助が来た。下山後、彼はそのおまじないをまったく思い出せなかった。

信じようと、信じまいと…… 

 

メキシコで、新種と思しき恐竜の皮膚の化石が見つかった。調査の結果、その恐竜にはカメレオンのように皮膚の色を変え、外敵から身を守る能力があったことがわかった。ただ、体長三十メートルの肉食恐竜に一体どんな天敵がいたのかは定かではない。

信じようと、信じまいと…… 

 

ある男性が、巷で「吸血鬼なのでは」と噂されている男の写真を見ていた。その男の事実上の年齢は五十歳なのだが、彼の容姿は成人男性そのものだった。男性が写真から目を離せないでいると、突然写真の中の男が動き出し「貴様見ているな!」と叫んだかと思うと、写真は男性の手の中で消滅したという。

信じようと、信じまいと…… 

 

DIO

 

月面着陸の映像は、NASAスタンリー・キューブリック監督に撮らせたというのは有名な話だが、キューブリックの完全主義、リアリズム追及姿勢により、現地ロケを敢行せざるを得なくなったのはNASAの誤算だった。

信じようと、信じまいと……

 

 

昆虫の中には、電磁波や超音波など、人間に見えない「何か」を捉えることのできる種類が多い。ある男は散歩中、スズメバチの大群に出くわした。大群は彼を襲おうともせず、そこに何かがあるように飛び回っていた。男が見ている数分の間、大群は一定の高さに固まり続け、最後は殆どが地面に落ちて死んだ。

信じようと、信じまいと……

 

1968年、ドイツで「狂気」というタイトルの、真っ黒な画面が延々と続くという前衛的な映画が製作された。2011年にこの作品をデジタルリマスター化した際、そこには一人の女が男を刺殺する映像が映し出されたという。 

信じようと、信じまいと……

 

一定の速度で、同じところをぐるぐる回り続ける。回転は、早さよりも持続させることが重要である。成功すれば、視界に映る景色だけが徐々に早くなって行く。この行為は、スーフィズムの人々が、変性意識にはいる時の方法として知られる。一時間程続けると「向こう側」に行けるらしい。

信じようと、信じまいと……

 

マンションに住む男のもとに、ある日警官が数人たずねてきた。何事かと身構えたが、用件は「箒とちりとりを貸してほしい」というものだった。男はそれに快く応じた。彼らは不自然なほど綺麗にそれらを洗って返した。マンションで飛び降り自殺があったことを男が知ったのは、警官が帰った直後だった。

信じようと、信じまいと……

 

群馬県のとある山中で穴が発見された。その穴は十円玉程の大きさで、中に入れたものが消えてしまうという。同時期、ブラジルで日本の硬貨が突然出てくる穴が発見された。現在、その穴の場所を知る者は殆どいない。目撃した人間が皆消えてしまったからだ。

信じようと、信じまいと……  

 

会社員の男は、名刺フォルダーの中に見知らぬ名刺がいくつか収められているのに気が付いた。名刺に書かれていた電話番号はどれも、使用されていないものばかり。そしてどの名刺の裏にも「あなたの娘さんの十年後が楽しみです」と書かれていた。男に娘はいない、妊娠したと分かったばかりの妻はいるが。

信じようと、信じまいと……

 

あるガソリンスタンドで爆発事故がおきたが、幸いなことに爆発が直撃したはずの店員と車の運転手は無傷だった。彼らは神のご加護の賜物であると喜んだ。しかしその事故から丁度二年たったある日、二人とも火気など存在しないところで焼死しているのを発見された。

信じようと、信じまいと…… 

 

ある人物がタイムマシンを発明し、オークションに出品した。ところがそのオークションが終了する前に、同じタイムマシンを出品する人物が現れこう言った「私はタイムマシンを落札し使用した者だが、使い心地が非常に悪いので誰か引き取って欲しい」

信じようと、信じまいと…… 

 

とある図書館に、一冊の本がある。最初から最後まで何も書かれていない約300ページほどの白紙本だが、それを読んだ者は、何故か涙が溢れ出して止まらないという。ある日、誰かが最後のページに「End」と悪戯書きしてから、誰にも発見されなくなってしまった。

信じようと、信じまいと…… 

 

この世で最も残酷な殺し方は何か、と聞かれたとき、ある人物はこう答えた。「殺さないことですよ」 彼は憎んでいた人間を餓死するまで監禁し、殺したと伝えられる。

信じようと、信じまいと……

 

……といまじ信、とうよじ信

だままいならかわかのたっなにさかさが何にだ未、がたい頷にか確は男時のそ。たっ言と「れくてみてしにさかさをか何るす有所のしたわ」に彼はしたわ。ういとるいてっ持を力能るすに「さかさ」もでのもなんど、は男のそ。たきてけかし話が男ぬら知見の人一、にしたわ、日先 

先日、私に、一人の見知らぬ男が話しかけてきた。その男は、どんなものでも「さかさ」にする能力を持っているという。私は彼に「私の所有する何かを逆さにしてみてくれ」と言った。その男は確かにうなづいたが、いまだに何が逆さになったのか分からないままだ。

信じようと信じまいと……

 

自分ひとりしかいない部屋で、背後に視線を感じる。そんな経験をしたことがある人は多いだろう。もちろん、振り返っても誰もいない。なぜなら「それ」は、既にあなたの真上にいるからだ。

信じようと、信じまいと……

 

とある高速道路に奇妙な標識が立っている。それ自体は何の変哲もない「飛び出し注意」の標識だが、トンネルの中にあるのだ。もちろん両側は壁で、人も動物も飛び出しようがない場所である。観光客が問い合わせたところ、担当者は「それでも飛び出してくるんです」と答えたという。一体何が、どこから?

信じようと、信じまいと……

 

猟師が河原に猿を追い詰め、銃で仕留めた。倒れて動かなくなった猿のところへ猟師が近づいてみると、そこには干からびた猿の毛皮があるばかりで、周囲には血の跡も残されていなかった。猟犬は怯えるばかりで、近寄ろうともしなかった。

信じようと、信じまいと……