RETRO少年の懐古録

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フォークロアまとめ その14 信じようと信じまいと……  

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フォークロアまとめ その14

信じようと信じまいと……

 

とある繁華街を歩いていた老人が行方不明になる事件があった。目撃者によると、カレー屋に入ったのを最後に消息を絶ったようだった。だがおかしなことに、そのカレー屋が繁華街のどこにもなかった。後日、家族に「食べ過ぎて金が足りない、金を持ってきてくれ」と電話があったが、警察は悪戯と見ている。

信じようと信じまいと……

 

ある男が釣竿をネス湖に落としてしまった。すると女神が出てきて 「落としたのはボロの竿か、それとも立派な竿か」と尋ねてきた。男がネッシーを釣り上げることができるやつだ、と答えると「そのためにはネッシーを用意しなくてはいけない。千年待て」と言って水中に消えていったという。

信じようと信じまいと……

 

とある教会には未来を映し出す鏡がある。この鏡の前に立った人は、自分の三十年後の姿を見ることができるといわれていた しかし、十年ほど前から鏡は人間の姿をまったく映さなくなってしまった 鏡はただ壊れただけなのか それとも……

信じようと、信じまいと…… 

 

ネット上のあらゆる場所で見られる誹謗や中傷の書き込み それらの文言を完全に網羅するまとめサイトが存在するという。そのサイトは何の目的も持たず、全ての罵詈雑言を機械的にまとめ続けている。一見悪意に満ちたネット上の文章は、全てそのサイトからの引用にすぎない。

信じようと、信じまいと…… 

 

某県某市に、決して開かないマンホールがある。その厳重さは、マンホールの内部に鉛を注入してある程である。そして、そのマンホールの内側から何か物音を聞いた者もいるそうだ。 その地下には下水もガス管も地下鉄も存在していない。一体何に蓋をしているのだろうか。

信じようと、信じまいと…… 

 

ある男がかつて同棲していた女性には、予知能力があった。作ってくれる夕食はいつも男が一番食べたい物だったし、傘を渡された日にはどんな晴天だろうと雨が降った。ある日、男は仕事で大変なミスを犯し、上司に叱責された。傷心して自宅に帰ると、彼女はちょうど、二人分のロープを天井から下げていた。

信じようと信じまいと……

 

とある博物館には「天井から吊されたイス」が展示されている。なぜなら、そのイスに座った者は「必ず死ぬ」と言い伝えられているからである。「試しに座ってみよう」などという不心得者が出ないよう、博物館側は天井から吊すことで、危険を未然に防いでいるという。

信じようと、信じまいと…… 

 

↑バズビーズチェア

 

必ず人を殺せる呪いの方法がある。呪い殺す人物のドッペルゲンガーを創出し、その当人に見せることで、死に至らしめるというものだ。ただし、呪いをかける者のドッペルゲンガーも同時に創出される理なので、あくまでもこの呪法は最後の手段なのだそうだ。

信じようと、信じまいと…… 

 

拒食症に悩まされていた男が、ある日突然食欲を取り戻した。男は人並み以上に食べ続けたが、七日目の朝に急死してしまった。男の過食を聞いた検死官は驚愕した。死因は餓死だったからだ。検死報告によると、男は少なくとも一ヶ月は何の栄養も取っていないとのことだった。彼は何を食べていたのだろうか。

信じようと信じまいと……

 

1966年12月、世界各地で青い雪が降るのが観測されたという。それからというもの、この現象は確認されていなかったが、2001年12月、35年ぶりに再び真っ青な雪が観測された 関連は不明だが、1966年、2001年は共に獅子座流星群が大出現した年としても知られている。

信じようと信じまいと……

 

二メートルほどもある大熊が、川で死んでいるのが発見された。検死をした獣医は溺死と結論付けたが、立会いの警察官は首をひねった。熊の両足首には強い力でつけられた圧迫跡があり、持ち上げられた形跡が残されていたのだ。まるで、誰かが熊を逆さまに吊るし、頭を水中に浸けて溺死させたかのように。

信じようと信じまいと……

 

ロシアの某所で、豪奢で煌びやかな箱が発見された。その箱は道路の中央に放置されており、ボストンバッグほどの大きさだった。箱の中には毟り取られた人間の下顎が大量に入っていた。検査をした結果、その下顎は全て同一人物のものだったという。

信じようと、信じまいと…… 

 

ある精神科医は、患者のひとりを使い、ある実験を行った。患者を催眠状態に置き「あなたは存在しない」と言い続けるというものだ。その結果、患者は本当に消えた。ただ、患者はあらゆる記録や、人々の記憶からも消滅してしまった。実験の成功を証明することが出来ないと精神科医は嘆いたという。

信じようと、信じまいと……

 

アラスカに、十日間の遭難から生還した男がいた。彼は遭難の間、谷底で見つけたマンモスを食べて生き延びたと証言した。調査団が現地に向かったが、そこには何かの毛皮があるのみだった。その後、男は何かに誘われるように再び失踪し、今度は二度と見つからなかった。

信じようと、信じまいと…… 

 

深夜二時、ある女性は目覚まし時計代わりに使っていたCDラジカセに叩き起された。曲は音が飛んでおり「Get out here」と繰り返し再生していた。怖くなった彼女がアパートを出た直後、隣の部屋で大規模なガス爆発が起きた。焼失してしまったラジカセは、亡くなった母の形見だったという。

信じようと、信じまいと……

 

カラオケマシンDAMに、とある文字を打ち込むと、楽曲名も歌手名も表示されない曲が送信される。その文字列を知り得た男が、友人数名とカラオケボックスを訪れ、興味津々でその文字を入力し、送信した 瞬間、男は意味不明な言語で何かを歌い続け、終わる頃にはその文字をすっかり忘れてしまっていた。

信じようと、信じまいと……

 

ユタ州に住むルーシー・ウィリアムズさんはある時、奥歯のさらに奥の歯茎から小さな何かが突出していることに気付いた。彼女は特に気にも留めず暮らしていたが、ある日突然、それはぽろりと抜け落ちた。なんとそれは琥珀だった。

信じようと、信じまいと……

 

平成四年、栃木県のとある市で、二人の少女が行方不明になった。捜索が始まってすぐに、木村早苗が井戸の中で死んでいるのを発見された。それから数年後、小林裕子の死体が同じ井戸で発見された。捜査の結果、木村早苗に突き落とされたものと判明した。

信じようと、信じまいと…… 

 

よく晴れた日に青空を見上げるのは気持ちの良い事である。しかし、月の綺麗な晩には、あまり空を見上げたりしない方が良いかもしれない。月に照らされた病院の屋上に、風車を回す少年を目撃してしまうかもしれないからだ。少年を見た者には大きな災いが降りかかるという。

信じようと、信じまいと……

 

深夜、シャワーを浴びている。何気なく排水溝を覗き込むと 向こう側からも誰かが覗いていた。

信じようと、信じまいと……

 

とある田舎町で、連続殺人事件が発生した。十日ばかりで五人もの被害者が発見され、いずれも顔の皮を剥ぎ取られていた。捜査は難航したが、ある日送られてきた「気に入った顔があったよ」という投書を最後に犯行は止み、犯人は今も行方をくらませている。

信じようと、信じまいと…… 

 

ある女性の元に、ある朝、差出人不明の封筒が届いた。中の紙には一文だけ「私からあなたへ」とだけ書かれていた。その日から毎週、同様の手紙が届くようになったが、受け取るたびに筆跡が違うのだという。この20年で彼女に手紙を送った「私」はついに1000人を超えた。

信じようと、信じまいと…… 

 

仲の良い四人兄弟は、親に写真を撮って貰うことにした。14歳の長男は、おふざけで心霊写真にしようと右足を曲げ、左足だけで立った。他の三人も面白がって協力し、片足しか映らないような構図に並んだ。現像した写真には、左足がない長男が写っていた。

信じようと、信じまいと……

 

ロンドンで、五年間行方不明だった男が当時と同じ格好で発見された。話によると、男は二階建ての建物のエレベーターに三階のボタンがあるのを発見し、好奇心からそのボタンを押して外に出ると五年が経過していたという。その建物は男が行方不明になった後、五年間の間に三階建てに建て増しされていた。

信じようと、信じまいと……

 

イギリスに、トリックアート専門の画家がいた。彼の作品はとても美しく、人々を感動させる程のものだが、彼の展覧会は大変危険だという。時折、客や警備員が絵の扉や部屋に入って行ってしまうからである。

信じようと、信じまいと…… 

 

人間の耳と鼻は繋がっているのは有名な話だが、ある男がダイビングをするため耳抜きをしたところ、なんと耳から鼻水がもの凄い勢いで飛び出たという。しかし男の鼓膜は健全で、何故そのような事が起こったかは解っていない。

信じようと、信じまいと……

 

ナチス党幹部の話によると、最も残酷な殺し方は「何もしないこと」だという。つまり密室に閉じ込めて、水も食べ物も与えない。早い者は三日ともたずに衰弱死してしまう。遅い者でも一週間以内には絶望し、発狂する。問題は、自分の子供をこのやり方で殺した母親が日本に数多く存在するということだ。

信じようと、信じまいと……

 

ある村に、人の二倍は食事を摂っているのに、全く太らないポールという男がいた。その村には、何も食べなくても平気なジョンという男もいた。二人は双子だったので、村人たちは「片っぽが二人分済ませてるんだろ」と二人の異常体質を気にも留めなかったという。

信じようと、信じまいと…… 

 

精神病院に通うある青年の描く風景画は、写真と見紛うばかりの緻密さで周囲の人々を圧倒した。天才だと騒がれ始めた矢先、青年は「ここは騒がしいので向こうへ行きます」と書き残して失踪する。彼の部屋に残された最後の風景画には、誰かの後姿が小さく描かれていたが、いつの間にか消えていたという。

信じようと、信じまいと……

 

音楽好きな男が、パソコンからお気に入りのmp3を再生しようとした。すると、ダウンロードした覚えのないファイルが入っていた。題名は「MP3.mp3」 試しに聞いてみようとそれを再生した瞬間、男は背筋が凍った。男が気に入りそうな曲だった。しかし、そのビートは男の心臓から聴こえていた。

信じようと、信じまいと……

 

ユタ州のとある一軒家の庭にだけ突然雨が降り出すという奇妙な出来事があった。その雨は二週間にわたって降り続いたが、その間、当地は快晴だった。その雨がどこから来たのかは結局わからずじまいだったは、何の偶然か家主の男の名前はアルバートレインマンといった。

信じようと、信じまいと…… 

 

ウクライナのとある地方の森には、悪魔が潜んでいると伝えられている。これに取り憑かれた者は、人間を喰うようになると恐れられていた。1990年、この地方で大量に子供を食い殺していた男が逮捕され、死刑となった。刑が執行される直前、男は「今回はしくじった」と呟き笑ったという。

信じようと、信じまいと……

 

埼玉県に暮らす鈴木さんは「他人と記憶がごちゃ混ぜになる」という不思議な体験を頻繁に経験している。時には、警察に追われる人物の記憶が入ってくることもあるのという。あるとき、逮捕された殺人犯が「私は鈴木だ」と供述したという記録がある。今の「鈴木さん」は、果たして本人なのだろうか。

信じようと、信じまいと……

 

使わない鏡台に布がかけられているのには、理由がある。埃の付着を避ける為でもなければ、曇りを防ぐ為でもない。向こう側から覗かれるのを防ぐ為である。

信じようと、信じまいと……

 

十世紀のフランス、刺激に飽きた貴族の間に、ある音楽が流行した。「楽譜では表すことができない最高の贅沢」と言われたその曲を、今は誰も耳にする事はできないが、興味本位で当時の演奏方法を調べた者は後悔するだろう。「用意するものは安上がりである 奴隷十人とよく切れるナイフ……」

信じようと、信じまいと……

 

ある男はその晩、飛行機事故で死ぬ夢を見た。彼はその夢を見てから飛行機に近づくことすら怖れるようになったが、その夢を見た日に彼は街の真ん中で何かに頭を砕かれて死んだ。 男の頭を砕いたのは、高度を飛ぶ飛行機の翼から剥落した氷の塊であった。

信じようと、信じまいと…… 

 

多くの夢は、目が覚めた時には既に忘れ去られている。たとえそれが、どんなに興味をそそられた内容であってもだ。もしもそうした夢が、誰かから送りつけられた物だったとしたら……?あまり多くの夢を他人に語るのは危険であると、本能は知っているのかもしれない。

信じようと、信じまいと…… 

 

ある有名なアイスのイメージキャラクターは、アイスの食べすぎで腹を下し、夏風邪を併発させて死んだ少年がモデルであると噂されている。なんでも、その少年の死体は「ガリガリ」に痩せ細っていたとか……

信じようと、信じまいと…… 

 

ある男の45歳の誕生日に、差出人不明の手紙が届いた。便箋にはただ一文 「ご注文通り、幾つかの過去を改変いたしました。ご満足頂けましたでしょうか?指定日、請求に伺います」と書かれていた。彼は、自分の過去がどのように改変されたのかを聞くために差出人を待ち続けているという。

信じようと、信じまいと……

 

ある男はドッペルゲンガーに悩まされていた。しばらく錯乱状態が続いていた彼だったが、ある日胸を一突きされて死んでいるのが見つかった。彼は死の直前、友人にこう話していた。「偽者を殺してくる」遺体で見つかったのは、本当に彼自身だったのだろうか。

信じようと、信じまいと…… 

 

三十年近く前まで、カンボジアでは兵隊に小額のお金を払えば処刑を行うことができた。 銃殺と殴殺がメインで、料金は高くても千円程。旅行者などが興味本位で志願する事が多かったという。処刑が癖になって長期滞在する者もいたそうだが、そのほとんどが何かしらの罪に問われて処刑されたらしい。

信じようと、信じまいと……

 

とあるスーパーに、客の数をリアルタイムで測定する装置が取り付けられた。万引き等の防犯に備えた装置であったのだが、その効果を発揮する間もなく取り外された。なぜなら、たびたび装置が何もない所で反応を示し、その「見えない客」に店員達がおびえたからである。

信じようと、信じまいと…… 

 

バイク乗りの少年たちは、その晩もけたたましいエンジン音を轟かせながら峠を走っていた。大きなカーブにさしかかったとき、突然先頭のバイクが転倒した。後続の仲間たちが慌てて駆け寄ったが、ドライバーは既に死んでいた。彼の眉間には、手裏剣が深々と突き刺さっていた。

信じようと、信じまいと…… 

 

写真集を読んでいた女性は、遠い異国の一軒家を外から撮影した写真に目を落とした。何気なく指を乗せると、なんと指は写真の中に入りこみ、家の窓を開けてしまった。慌てて指を引っ込め、彼女は写真集を閉じたが、同時刻、写真の家に住む家族は、巨大な指が外から窓をつついて開けたのを目撃していた。

信じようと、信じまいと…… 

 

ある男が、ツイッターで自分と同じIDのユーザーを見つけた。それには、自分の今までのつぶやきがすべてツイートされていた。それも同じ日の、同じ時間に。気味が悪くなった男は、試しに「あなたは誰ですか?」とツイートしてみた。するとそのアカウントは消えた「見つかった」というツイートを残して。

信じようと、信じまいと…… 

 

とある地方に幽霊が出る館があるという噂がたった。調査の結果、館は実在したが、実際に幽霊を目撃した人は誰もいなかった。つまり噂を意図的に流した者がいるという事になるのだが、噂を知る人たちは皆、誰からそれを聞いたのかを覚えていなかった。そこには何がいて、何がいなかったのだろうか……

信じようと、信じまいと…… 

 

「終わらない鬼ごっこ」という絵本がある。主人公の少年が妖怪に追い回されるという児童向けの怪談で、最後の頁をめくると、また最初の頁に戻って堂々巡りが続くという他愛のないトリック本であったが、読者の子供が物語から抜け出せず発狂するケースが頻発し、全て回収されてしまったという。

信じようと、信じまいと…… 

 

見方によって別の物が見える、いわゆる騙し絵というものがある。ある研究機関によると「名画」の中には、かなりの数の騙し絵が存在するという。「隠されている絵の見方」があまりにも高度なため、世に広まることは殆ど無いが、噂によると、名画本体を大きく上回る値段で「見方」が取引されているという。

信じようと、信じまいと…… 

 

バルメスという画家が一部で話題になっている。生前はまったく無名だったが、彼の絵画が未来を予言しているというのだ。世界大戦、疫病蔓延など、絵画が示す場面は次々と実現されていき、今では地球が真っ二つに割れた絵が一枚残っているだけである。

信じようと、信じまいと……