RETRO少年の懐古録

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【環境】史上最悪クラスの外来種問題「ビクトリア湖の悲劇」

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 ナイルパーチと言う魚をご存じだろうか?

 某マクド○ルドのフィレ○フィッシュのフライがこいつだという噂がある。

 ほとんどの人は知らないうちに口にしているらしい。

 

ナイルパーチ(Wikipediaより引用)

ナイルパーチ (Lates niloticus) は、スズキ目アカメ科に属する魚類。アフリカ大陸熱帯域の川、塩湖、汽水域に生息する。全長193cm、体重200kgの記録がある大型の淡水魚として、現地では商業上重要な食用魚であり、多くがヨーロッパや日本に輸出される。観賞魚としても人気が高い。

 

ビクトリア湖

面積6800㎢、ケニアウガンダタンザニアの三カ国に囲まれた世界第3位の広さをもつ国際湖沼である。

かつては、約400種類の固有種が生息、研究者たちに「ダーウィンの箱庭」と呼ばれるほどの「生物多様性の宝庫」と言われていた。

 1954年(英国植民地時代)、湖に生息する淡水魚の乱獲によって漁獲量が激減したため、対策として「ナイルパーチ」という外来魚が放流された。

この魚は、体長2m、重さ100キロ、捕獲された最大は何と400キロという巨大な肉食魚である。スズキに似ていることから日本には「スズキ(ナイルパーチ)」として輸入されている。この魚が、日本のファミリーレストランフライをにぎわし、学校給食や弁当の材料に使われている。

 ビクトリア湖では、ナイルパーチの移入によって、漁獲量は飛躍的に伸びた。

また面白いことに、ゲームフィッシュとしても脚光を浴び、多くの釣り人が訪れる。 

ナイルパーチは、確かに大きな経済効果をもたらしたが、その効果の裏に、様々な問題が表面化していった。

 

○問題

 肉食性のナイルパーチを移入したことによって、もともといた固有種400種は200種まで激減、湖の生態系は壊滅的した。

在来種の激減により、湖には藻が増えすぎて、さらに多くの在来種が絶滅の危機に瀕している。

 世界的に最も価値ある湖の一つ・ビクトリア湖だったが、ナイルパーチの商業的開発は、地域の伝統的な漁業や水産物の加工を衰退させ、湖に依存している地域社会をも荒廃させてしまった。

 加工のために、地域の森林まで切り倒されている。

 

 環境問題を引き起こす諸悪の根源でありながら、同時に地域の財政を支える柱にもなっているため、駆除するに駆除できない。

 また、駆除したところで、いなくなった在来種は帰らない。

 

○社説

 この問題を解決しようにも、どこから手を付けていいのやら途方に暮れる。

 

村の財政を立て直す別の方法を考える。

 ↓

 ナイルパーチを駆除する。

 ↓

 藻を取り払い、環境浄化を図る。

 

 こうも簡単にいかないのが、お金の問題である。

 しかし、必ず近い将来、必ずしっぺ返しをくらうことになるだろう……

 現地の人々の中には、既に悲惨な眼に遭っている人もいるだろう。

 社説は中途半端に述べておくが、他の環境問題についても情報をまとめ、私も何らかのアクションを起こしたい。