RETRO少年の懐古録

ミステリー、ホラー、サイエンス、サスペンス、SF、怖い話……

【怖い話名作選】超怖い都市伝説8~14

No.8「顔無しチャーリー」

深夜の路上やトンネルで、向こうから誰かがやってくる……

気のせいか、近づいてくる人物は奇妙な光を放っているように見える。

すれ違いざまに、その人の顔を覗き込むと、目も鼻も口も無く、ぽっかり穴が開いているだけだった……

これは、アメリカの有名な都市伝説「顔無しチャーリー」

唐突に路上で異形の者と出くわすストーリーは、日本の「口裂け女」にも近いが、「顔無しチャーリー」の都市伝説は、実在した人物をベースにしている。

レイモンド・ロビンソンはペンシルベニア州に実在した人物で、1985年に74歳でこの世を去った。

レイモンドの顔には、子供の頃に不慮の事故で負った重度の火傷の跡が残っていたため、彼は人目を避けて深夜に外を徘徊していた。

その時、偶然彼を見かけた人々はレイモンドの顔を見て怯え、口々に深夜に出現する顔の焼けただれた男のことを噂した。

このレイモンドに関する噂が広がっていくにつれて、深夜に現れる顔無しチャーリーの都市伝説が生まれたと言われている……

 

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No.9「その手をナメたのは……」

犬が好きな音楽はレゲエ

その日少女は、一人で留守番をしていた。

テレビでは、ある凶悪犯が脱走したニュースを盛んに報じていた。

夜もふけ、そろそろ眠ようと少女は家の戸締りを確認して、愛犬と一緒にベッドで眠りについた。

日頃から、愛犬は寝ている少女の手をナメることがあった。

その日の夜も、自分の手がナメられているのを感じたが、少女は気にすることなく眠り続けた。

翌朝、少女がバスルームへ行くと、そこには切断された愛犬の頭がシャワーヘッドからぶら下がっていた。

そしてバスルームの壁には、赤い血でこう書かれていた。

「手をナメるのは犬だけじゃないよ」

 

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No.10「ギリシャ兵の復讐」

第二次世界大戦で徴兵されていた、あるギリシャ兵は、終戦後にフィアンセの待つ家に向かっていた。

しかし途中で、彼は政治信条の異なる敵対していたギリシャ兵の集団によって拉致されてしまう。

そこからは毎日のように拷問を受ける地獄のような日々が続き、ついに男はフィアンセと再開することなく死亡してしまった。

その後、この世に未練を残して死んだギリシャ兵の幽霊が現れるようになった。

美しい女性の前に現れた男の幽霊は、彼女たちを誘惑して、妊娠、出産させた。

そして、赤ちゃんが生まれてから5週間後に男は置き手紙を残して姿を消す。

そこには、こう書かれていた。

「生まれた子供には、自分を殺した男たちへ復讐して欲しい」

 

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No.11「ベビーシッター」

ある夜、10代の少女がベビーシッターのバイトをしていた。

子供をベッドに寝かしつけると、少女はテレビを見て時間を潰した。

その時、家の電話がなる。

彼女が電話に出ると、受話器から若い男の笑い声が聞こえてきた。

「ちゃんと子供を見守らないといけないよ」

間違い電話だと思い、少女は特に気にしなかった。

数分後、再び同じ男から電話があり、笑いながら「ちゃんと子供の様子を見に行ったかい?」と聞いてきた。

誰なのか尋ねると、電話は切られた。

その後、電話が鳴っても少女は無視することにした。

が、あまりのしつこさに恐怖を感じた少女は警察へ通報し、誰が電話をかけてきているのか調べてもらうことにした。

しばらくして、警察から折返しの連絡が来た。

「電話は君のいる家の中からかけられている。今すぐに、その家を出なさい!!!」

少女は家の外に避難し、警察が駆けつけた。

犯人は家の2階から忍び込み、寝ていた子供を殺した後に、下の階にいる少女をおびき寄せようとしていたのだった。

 

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No.12「エリサ・デイ」

エリサ・デイという若い女性は野バラのように美しいと評判だった。

あるとき、エリサの暮らす街に一人の若者がやって来て、彼女と恋に落ちた。

1日目。

彼はエリサの部屋を訪ねた。

2日目。

彼はエリサに赤いバラをプレゼントして、こう告げた。

「野バラが咲いている場所で会いたい」

3日目。

2人は野バラの咲く小川のほとりにやって来て、男はエリサの耳元で囁いた。

「全ての美しいものは死ななければならない」

そう言って、男はエリサを石で殴り殺して死体を川に流した。

そこから、川のほとりでは頭から血を流し、一輪の野ばらを手に持ったエリサの亡霊が目撃されるようになった。

 

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No.13「地の底」

1989年頃の話……

ロシアの科学者達がシベリアで地中深くに穴を掘っていた。

ひたすら掘り進め、穴の深さが14.5kmに達した時、空洞に行き当たった。

地下の空洞に何があるのかを調査するために、撮影機材を降ろしてみると、温度はみるみる1000度以上に上昇し、さらに、信じられないような音声が録音されていた。

マイクが高温で溶けてしまうまでの17秒間、恐ろしい叫び声が聞こえてきたのだ。

それは、まるで地獄の炎に焼かれている者たちの断末魔。

「私達は、とんでもない事をしてしまったのかもしれない……」

科学者達はすぐに研究を中止して、再び穴を埋めることにした。

しかし、恐ろしい音声を聞いた当日の夜遅く、科学者たちは恐ろしい光景を目撃する。

自分たちが掘った穴から燃えさかる炎の柱が立ち上り、それは巨大な翼を持つ悪魔の形となった。

そして、炎の中にロシア語の文字が現れた。

「私がこの世の支配者だ」

 

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No.14「喉をつまらせたドーベルマン

ある女性が帰宅すると、愛犬のドーベルマンが玄関で苦しそうに唸り声を上げていた。

女性は急いで獣医のもとに連れて行く。

「何かが喉に詰まっています。これは気管を切開して詰まっているものを取り除かなければいけません」

女性は手術に同意し、終わったら連絡をもらうことにして、一旦帰宅することに。

途中で買い物をしながら自宅へ向かい、玄関を開けようとしたところで携帯電話が鳴った。

「家に入ってはいけない!!!」

それは先程、愛犬の手術を依頼した獣医からだった。

何事かと理由を尋ねると、電話口の獣医は驚愕の事実を告げる。

ドーベルマンの喉には成人男性の指が3本詰まっていました。まだ家の中に、この指の持ち主が潜んでいるかもしれない」

女性の通報によって警察が駆けつけ、直ちに家の中を捜索。

すると、クローゼットの中から手を負傷した強盗が発見された……

 

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〇出典

bq-news.com