……
……
……
最初の贈り物は、君が生まれてきてくれたことだ。
午前3時ごろだったよ。
君の産声が、天使のラッパみたいに聞こえた。
あんな楽しい音楽はきいたことがない。
病院を出たとき、かすかに東の空が白んではいたが、頭の上は、まだ一面の星空だった。
こんな広い宇宙の片隅に、僕の血を受け継いだ生命が今、生まれたんだ。
そう思うと、むやみに感動しちゃって、涙がとまらなかったよ。
それからの毎日……
楽しかった日、満ち足りた日々の思い出こそ、きみからの最高の贈り物だったんだよ。
少しぐらい寂しくても、思い出が温めてくれるさ。
……
……
……
しれっと、大人のしずちゃんと、現在ののび太、ドラえもんが邂逅しているの感動的ですね。
しずちゃん側としては衝撃的なはずなのに、大々的に扱わないところも美しいです。
ずっと後世に伝えていきたい名場面です。